新聞でメディアリテラシー養成 岡山理科大で授業スタート

グループワークで新聞記事の執筆に取り組む学生たち

 岡山理科大(岡山市北区理大町)で14日、総合情報学部情報科学科の3年生25人を対象に、新聞を活用してメディアリテラシー(情報を読み解き活用する力)を養うための授業が始まった。

 この日は山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)などを担当する瀬尾由紀子部長が指導。学生が触れる機会の多いSNS(交流サイト)を取り上げ「SNSの情報には誰が発信したのか責任の所在が曖昧なものが多い」と指摘、情報を得る際は発信源が信頼できるか確認する必要があることを説明した。

 新聞記事の執筆に挑戦するグループワークにも取り組み、学生たちは「臆測ではなく事実を書く」といった瀬尾部長のアドバイスを真剣に聞いていた。

 参加者(20)は「間違った情報に惑わされないようにしたい」と話した。

 授業は全15こまで、7月まで続く。

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