「世界チャンピオンになる」ボクサー吉野選手、故郷で抱負 「とちぎ未来大使」委嘱も

とちぎ未来大使の委嘱状を受け取った吉野選手(左)

 栃木県鹿沼市出身のプロボクサー吉野修一郎(よしのしゅういちろう)さん(30)のトークショーが14日、市民文化センターで行われた。吉野さんはこの日、本県の魅力をPRする「とちぎ未来大使」に任命され、ステージで福田富一(ふくだとみかず)知事から委嘱状を受け取った。

 吉野さんは現在、東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)、世界ボクシング機構(WBO)アジアパシフィックライト級チャンピオン。先月9日、さいたまスーパーアリーナで行われたOPBF&WBOアジアパシフィック王座防衛戦で勝利し、プロデビューから無傷の15連勝で2度目の防衛に成功した。

 トークショーでは幼少期から現在に至るまでのボクシング人生を語り、「パンケーキが好き」などの意外な一面も明らかになった。シャドーボクシングも披露し、大勢のファンが集まった会場は大興奮に包まれた。

 今後の抱負を聞かれた吉野さんは「同じ鹿沼市出身のガッツ石松(いしまつ)さんを超えるボクサーになりたい。世界チャンピオンになる」と力強く決意表明した。

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