那須塩原市塩原地区で、市特産品「塩原かぶ」の収穫が始まった。収穫は6月中旬まで続き、県内外の市場に出荷される。
塩原かぶは、標高500〜600メートルの畑で栽培されている高原野菜。昼夜の寒暖差が影響し、甘くて柔らかい食感になる。
小雨が降った16日は、上塩原と中塩原の農家でつくる塩原そ菜生産出荷組合の君島謙作(きみしまけんさく)組合長(71)が朝から約20アールの畑で妻と共に手作業で収穫。かぶを4種類のサイズに選別した後、3株ずつ束ねて水洗いし、十分に乾かしてから約20箱の段ボールに詰めた。
君島組合長は「4月に入ってから暖かい日が続き、順調に育ってくれた。春キャベツと漬物にするなどして楽しんで」と話した。
塩原温泉観光協会は20日〜6月30日、塩原温泉街で塩原かぶの創作料理を楽しめるキャンペーンを実施している。