チアリーディングのロータス、部門全国1位 気合の演技で苦境打破

バーチャル大会のチアリーディング部門ジュニア編成レベル1スモールで1位になったロータス

 「チアリーディング&ダンス チャンピオンシップ2022」のクラブチーム対象の全国選手権大会「オールスターナショナルズ」のバーチャル大会(映像審査)で、チアリーディング部門ジュニア編成レベル1スモールに出場したロータスが部門1位に輝いた。地区大会に初挑戦で全国大会出場をつかみ、見事に部門制覇。選手たちは「1位と発表された時はびっくりした」と振り返り、「徐々にうれしさが込み上げてきた」と、笑顔で語った。同大会で部門1位を獲得したのは県内で5チームとなった。

 ロータスは当初、会場で演技する予定だったが、チーム内に新型コロナウイルス陽性者が出たことから、大会前日の3月25日に急きょ、映像審査に変更した。

 映像は全チームが事前に提出し、欠場となった場合、映像審査に切り替えられる。ロータスは同21日に撮影。鈴木來夢(すずきらむ)(小山城東)は「本番のつもりで演技した」。大会前日にメンバーの1人が発熱。すぐに映像審査に切り替えた。同メンバーは大会当日、陽性と判明した。

 結果発表は動画投稿サイト「ユーチューブ」で4月22日に行われ、選手たちは練習の合間に全員で視聴した。2位で名前が出ず落胆。しかし1位でロータスと発表されると歓喜に包まれた。「勝因はチームワーク」。選手たちは口をそろえた。

 次回大会は連覇の期待がかかる。新チームのキャプテンとなった野田芽咲(のだめいさ)(大会時は大谷東、現大谷中)は「次は会場で演技したい。悔いなく楽しめれば結果はついてくる」と力強く語った。

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