長崎県高総体6月3日開幕 3年ぶり有観客へ 総合開会式も復活

第74回県高校総合体育大会の日程 ※予は予備日

 第74回長崎県高校総合体育大会(県高総体)は6月3日に開幕する。今年は3年ぶりに全競技を有観客で行い、総合開会式も3年ぶりに復活する予定。近く県高体連が正式決定する。いずれもコロナ禍前の規模とはいかないものの、県内高校スポーツ最大の祭典にようやくにぎわいが戻ってくる。
 競技の特性や会場によって観客の収容可能人数は異なり、保護者や部員、応援生徒など学校関係者の一部の観戦を認める方針。引き続き一般客は入場できない。2020年は大会自体が中止、21年は無観客開催だった。
 総合開会式は、参加人数を19年の約4千人から約2500人に縮小して実施する予定。今年は佐世保市総合グラウンド陸上競技場で行う。感染対策のため、各校の合同吹奏楽チームを例年の3分の1程度の100人規模にとどめるほか、式典中の合唱を見直して代表生徒1人の独唱とする。
 大会は4~10日の7日間にわたって県内各地で計31競技を行う。今年は87校から1万11人(昨年は86校、1万284人)のエントリーがあった。5月16日に組み合わせ抽選会が行われ、それぞれの対戦相手や試技順が決まった。
 県高総体はインターハイ(全国高校総合体育大会)や全九州高校大会の予選として実施。今年のインターハイは7月23日~8月23日に四国地区(徳島、香川、愛媛、高知、ヨットは和歌山)で開かれる。


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