バス待ち心地よく 高田駅前案内所、県産材使い改装 頸城自動車

 頸城自動車(本社・上越市石橋2)はこのほど、高速バスと路線バスが発着する高田駅前案内所をリニューアルした。県の「ふるさと新潟木づかい事業」を活用し、県産材を壁や天井に使用した。

壁や天井に県産木材を使用した高田駅前案内所

 現在の高田駅前案内所は1997年に建築。内装が経年劣化するなどしたため、1月から3月末にかけて工事を進めてきた。同社は2020年に「無印良品 直江津」を迎えてリニューアルオープンした「直江津ショッピングセンターエルマール」で地元産材を使用したのが好評だったことから、ノウハウを生かし、高田駅前案内所でも活用することにした。
 木目が見える県産材の板が両脇の壁や天井に取り付けられ、木のぬくもりを感じさせる。同社によると利用者からも好評だという。不動産部の渡辺重明副部長は「バス待ちの人たちにとって、気持ちのいい空間だと思ってもらえれば何よりだ」と話している。

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