【新型コロナ】神奈川で50代男性ら6人死亡 新たに1887人感染

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で17日、6人の死亡と10歳未満~90代の男女1887人の感染が新たに確認された。

 横浜市は90代の男女4人の死亡を発表。うち1人はクラスター(感染者集団)が確認されている介護老人保健施設の入所者の男性で、1日に陽性が判明して入院し、8日に新型コロナ感染症で死亡した。別の90代男性はクラスターが確認されている市内の有料老人ホームの入所者。5日に検査で陽性が判明し7日に入院したが、16日に心不全で死亡した。もう1人の男性についての詳細は非公表。90代女性は4日に呼吸苦などで入院。5日に陽性が判明し、12日に誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。

 川崎市は市内に住む50代男性の死亡を発表。4月13日に呼吸困難の症状があり、市内の病院に救急搬送され、陽性が判明した。男性は中等症で、入院を続けていたが、5月16日に死亡した。死因は拡張型心筋症だった。

 県は大和市の80代男性の死亡を発表。男性はクラスターが発生した県厚木保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の入所者。8日に陽性が判明し、13日に新型コロナで死亡した。

 県は新たに75人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は2万5453人になった。

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