平塚市立の小中学校 3年連続で水泳授業中止 コロナ対策で市教委「児童生徒の安全最優先」

 平塚市教育委員会は17日、市立小中学校計45校で2022年度の水泳の授業を中止すると発表した。新型コロナウイルス感染対策の一環で、3年連続の取りやめとなった。

 市は市立小中学校校長会との協議を経て決定。例年6月ごろから始まる水泳の授業は複数学級が合同で行うため、プールや更衣室で児童の密集、密接が想定されるという。また、夏季休業中の小学校プールの開放も中止する。

 市教育指導課の担当者は「国の(水泳授業の)ガイドラインが前年度と変わらず、今も感染者は出ている。児童生徒の安全が最優先」と話した。授業で水泳実技は行わないが、水泳の理論や事故防止などに関する指導は継続するという。

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