三国花火2022年夏の実施を発表、開催日は8月11日 福井県の北陸最大級の花火大会、有料観覧席も設置

2019年8月11日に行われた三国花火大会=福井県坂井市三国町米ケ脇4丁目(多重処理)

 福井県坂井市の三国花火大会実行委員会は5月17日、今年の第40回記念大会を例年の8月11日に開催すると発表した。会場に入場ゲートを設置するなど新型コロナウイルス感染予防対策を取り、3年ぶりに実施する。

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 三国花火は来場者が20万人を超える北陸最大級の花火大会。2020年は延期前の東京五輪・パラリンピックで警備員を確保できないため中止に。昨年は例年の8月から1カ月遅らせて9月に予定したが、新型コロナの影響を考慮し2年続けて中止とした。

 日程については、夏の風物詩として8月11日が定着しており、盆休みで家族らが帰省している時期にとの地元の意見を踏まえ決めた。

 事務局の坂井市によると、新型コロナ対策として会場となる三国サンセットビーチ、九頭竜川ボートパークにゲートを複数箇所設置し、マスクチェックや検温を行う予定。会場には従来通り有料観覧席を設け、コロナ対策を視野に席数や専有エリア、料金を設定する。砂浜などのスペースは混雑回避の対策を検討していく。

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 花火は午後7時半から打ち上げ、水中2尺玉など1万発を計画。荒天の場合は12、13日に順延する。新型コロナの感染状況によっては国や県の指針を踏まえ、中止や延期、縮小の可能性もある。

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