ガンバ大阪の新星ダワンに聞いた!複数オファーの中からガンバに決めた理由 「二度考える必要はなかった」

明治安田生命J1リーグで今季初の連勝を飾ったガンバ大阪。

直近の柏レイソル戦で決勝弾を決めるなど、調子を上げるチームにおいて非常に大きな役割を果たしているのが、今年加わったブラジル人MFのダワンだ。

入国制限のため来日が遅れたものの3月末にデビューを果たすと、4月6日の京都サンガF.C.戦で初ゴールを記録。しかもその見事なボレーシュートは今週、4月の月間ベストゴールに選出されている。

今回はそんなダワンに、Qolyが直撃!

昨年スタートさせた「選手のお名前企画」に関する話題とともに、25歳の実力派ボランチにいろいろ聞いてみた。記事ではその一部を紹介。

(取材日:2022年4月21日)

――ブラジルメディアでは「日本以外からのオファーもあった」と報じられていました。言える範囲でどんな選択肢があったか教えてください。

昨シーズンはジュヴェントゥージでプレーしていたのですが、シーズンが終わってオフに入り、その2~3日後にジュヴェントゥージから買取オプションでの再契約を打診されました。そして、昔自分がプレーしていたブラジル2部のチームからもオファーがありました。

あとオファーをいただいていたのは、国外で言えばサウジアラビアのクラブです。そうした中で、ガンバ大阪もオファーをくれていて、その中から自分が選ぶという形になりました。

もともと自分自身「国外でプレーしたい」という夢があり、これはまさに今実現していることで夢のような感じなのですが、将来ドイツか日本でプレーするチャンスがあればいいなと思っていたんです。

そのタイミングで、ガンバ大阪からオファーをいただいた時には何とも言えない気持ちになりました。オファーを見た時、二度考える必要はありませんでした。その瞬間に行くことを決めました。

なぜなら、昔から日本の文化や日本に対する憧れがあったからです。その国でチャレンジしたいという気持ちが強かった分、すぐに自分が決断できました。

やはりそれは嬉しいですし、こうしてガンバに来ることができて、一日でも長く頑張って日本でプレーしたいです。一つでも多くの勝利をガンバで収めたい。そういう気持ちがあります。

――ガンバ大阪に来て1ヶ月以上が経過しました。印象的なチームメイトは?

もちろんどの選手もポテンシャルがありますし、プレースタイルや長所は持っています。

それを全部見抜けているかといえばそうではないと思うのですが、今日まで一緒にトレーニングしてゲームを重ねていく中で、もちろんウェリントン(・シウバ)はブラジルで対戦したことがありますし、レアンドロ・ペレイラとパトリックも彼らがプレーしている姿を映像で見たこともあります。

日本人選手について言うとすれば、齊藤未月選手、倉田秋選手、そして小野瀬康介選手。この3人に関しては、序盤から終盤まで落ちない運動量を持っていますし、攻撃でも違いを出せる選手です。守備に関しても意欲的にサポートしてくれます。

しかも、試合の中で様々なポジションをこなすことができる。彼らの役割だったりチームに対する貢献度という点はやはり素晴らしいものがあるなと思います。

動画では他にも、名前に秘められた日本との縁や、ブラジル時代に憧れた“あの選手”、さらに来日前ガンバのブラジル人選手たちから届いたメッセージなどについて、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!

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ガンバ大阪は、本日のYBCルヴァンカップ、ホームで鹿島アントラーズと対戦。その後は、5月21日(土)にアウェイでセレッソ大阪との大阪ダービーに臨み、27日(水)にはホームに好調のサンフレッチェ広島を迎える。

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