37歳シュクルテルが現役引退を発表…病気を抱えプレー続行困難と判断「100m歩くのも辛い」リバプールでプレー

 スロバキア代表DFマルティン・シュクルテルは、健康上の理由で現役引退を決断した。

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 母国スロバキアのスパルタク・トルナヴァでプレーしていた37歳シュクルテルは、記者会見で病気を抱えてプレーするのは困難とし引退を発表。「トルナヴァに来ることで僕の夢は叶った。この年齢でもチームに提供できるものあるだろうと思うし、トップレベルでプレーする事もできた。でも、病気があるんだ。痛みのない日はなく、私生活も制限されてるんだ」と明かした。

 シュクルテルは2008年にゼニト・サンクトペテルブルクからリバプールに加入すると、300回以上ピッチに立ち2012年にはリーグカップのタイトルを獲得。その後はフェネルバフチェやイスタンブール・バシャクシェヒルなどトルコでプレーし、約半年間のフリー期間を経てトルナヴァと契約した。シュクルテルは現在抱える痛みについて、「ここ数ヶ月、薬と注射の下でトレーニングに臨んでいた」と説明している。

「息子と100m歩くのも大変だし、ピッチでプレスでもされたらたまったもんじゃないよ。痛みはかなりひどいんだ。最悪なのは、ランニング、ジャンプ、衝撃だ。これはサッカーに必要な事なのに。だから、トルナヴァでの試合が最後と決めなければならなかった。サッカーのない生活は考えられないけど、健康を維持するためには精神に従わなければならない」。

シュクルテルが37歳で現役引退を決断 Photo Clive Rose

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