初夏彩る優美な姿、甘い香り満喫 赤磐・熊山英国庭園でバラ見頃

見頃を迎えた熊山英国庭園のバラ

 赤磐市殿谷の熊山英国庭園で、名物のバラが見頃を迎えた。白、赤、ピンクなどの多様な品種が初夏の園内を鮮やかに彩り、来園者は優美な外観や甘い香りを満喫している。

 約250種800本のバラが植えられ、5月中旬~6月中旬に順次開花する。17日現在、気品がある深紅の「フォールスタッフ」、株いっぱいに純白の花を咲かせる「アイスバーグ」などが満開となっている。

 岡山市東区の女性(83)は「たくさんの品種があって、見て回るのが楽しい。手入れされた庭園の雰囲気もすてきですね」と話した。

 バラが咲き誇る5、6月は毎年約2万人の観光客が訪れる。昨年と一昨年のシーズンは新型コロナウイルス禍で休園を余儀なくされ、一般公開は3年ぶり。

 人気スポットのガゼボ(西洋あずまや)を覆うように咲くバラは、6月上旬が見頃になりそうだという。

 開園時間は午前9時~午後6時。入園無料。水曜定休だが、6月14日までは無休で営業する。

© 株式会社山陽新聞社