コールマン『フェザーストーブ』を徹底レビュー|定番バーナーの人気の秘密に迫る! スペックや使い方も解説

どうも、知育お菓子好きのカノカン⁺です。今回は筆者も愛用している、コールマンの定番ガソリンバーナー『フェザーTMストーブ』(以下「フェザーストーブ」)のご紹介と共に、その使い方を詳しく解説したいと思います。是非参考にしてみて下さい。

「ガソリンバーナー」と「ガスバーナー」の違いは燃費や寒冷地での火力の差

キャンプで使用するバーナーも大きく分けると「ガソリンバーナー」「ガスバーナー」があります。どちらも便利でキャンプには必須アイテムといえますが、敬遠されがちなのはガソリンバーナーではないでしょうか。そんなガソリンバーナーもコツさえ掴んでしまえば簡単に楽しむことができます

一般的にガソリンバーナーは燃費が良く、寒冷地でも安定した火力を保てると言われていますが、取り扱いに慣れが必要です。一方ガスバーナーは手軽に扱えますが、燃料単価が高くなる傾向にあります。

どちらの燃料もキャンプ場はもちろん、アウトドアショップ、ホームセンター等で容易に入手することができ、機能面でもどちらの方が優れているかは一長一短。一言で判断するのは難しいです。

筆者はデイキャンプ(日帰り)ではガスバーナーを使い、キャンプ(宿泊)ではガソリンランタンと燃料を併用できるガソリンバーナー持っていくことが多いです。

状況や場面によって使い分けることができれば選択肢も広がるので是非取り入れることをおすすめしたいです

今回ご紹介するのは、コールマン(Coleman)の定番ガソリンバーナー『フェザーストーブ』です!

コールマン「フェザーストーブ」のスペック・各部名称・ディテールをチェック

筆者撮影

ここからはコールマン(Coleman)の定番ガソリンバーナー『フェザーストーブ』のスペックや各部名称、ディテールのチェックをしていきたいと思います。

『フェザーTMストーブ』スペック

※現在フェザーストーブはマイナーチェンジのため一時販売停止になってます。2022年5月中旬から下旬頃に新たに販売開始予定とのこと。

コールマン『フェザーストーブ』各部名称

筆者撮影

写真は各部名称になります。

基本的構造は昔から変わらず、シンプルで扱いやすいのも特徴のひとつだと思います。

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カラーはブラック一色のみの展開で、フェザーストーブという名前の通り、重量は約680gと軽量でコンパクトサイズ。

筆者撮影

タンク下にある3本脚を折りたためばコンパクトに収納できるので、ソロキャン、ファミキャンはもちろん、災害用の常備バーナーとして所有するのもいいですね。

筆者撮影

バーナー下部に製造年月日の刻印があります(筆者愛用のものは、2011年7月製造)。

すでに10年近く経っていますが、今のところメンテナンスなしでも全く問題なく使えます。

ビンテージ物でバースデーバーナーを探す場合はここをチェックしましょう。

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バーナー部分は広く、鍋を置いても安定感があります。

十字型のゴトクは風防の役割もあるので多少の風で火が消えてしまうようなことはありません。

筆者撮影

最高時火力は約2,125kcal/hあるので申し分ありません。

オールシーズン安定して火力を得られるのは、ガソリンバーナーならではですね。

『フェザーストーブ』の使い方:点火・火力調整・消火までの流れ

点火・火力調節・消火方法を順番に詳しくご紹介したいと思います。

※撮影のため室内で換気をし、十分に安全を確保しながら行っています。

燃料を入れる

筆者撮影

燃料口は広くないので漏斗を使用するとこぼさずに入れることができます。100均で売っている物でも十分ですが、筆者はコールマンのフューエルファネルをおすすめします。

これが秀逸な一品で、目安である8割以上の燃料は入らない仕組みになってるため溢れることはありません。

また、タンク内にゴミが入らないようにフィルターが付いているのも安心材料のひとつです。

コールマンのガソリンランタンにも使い回しができるので、ひとつあると大変重宝します。

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ホワイトガソリン缶も口が上にくるように入れるとこぼさずに注げます。

フェザーストーブはホワイトガソリン以外にも無鉛ガソリン(車やバイクで使用するガソリン)を使用することが可能です。しかし、常用すると寿命が縮まる原因になるようなので、通常はホワイトガソリンを使用するよう、コールマン公式からも案内されています。

※常時、無鉛ガソリンを使用した場合、ジェネレーターの寿命を縮める原因となるおそれがあります。通常はホワイトガソリンを使用してください。

ポンピングする

筆者撮影

燃料を入れたら蓋をしてポンピングをしていきます。

「ポンピング」とは、燃料タンク内に空気圧を加えることです。

ポンピング前には必ず燃料レバーがOFFになっていることを確認しましょう。

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ポンプノブを左に2回転させると、ロックが外れるようになっています。

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ポンプノブを持ち、上下に動かして空気圧を加えます。

ポンピングする回数は燃料容量によって変わってきますが、目安は30回程度です。あまり神経質にならず、抵抗を強く感じたら終わりにしましょう。

最後はポンプノブを押し込んで、右に止まるまでまわします。

点火方法

筆者撮影

柄が長いライターなどを使用し、火が付いた状態でバーナー部分に近づけます。

気温が低い時は、点火前にガストーチ等でジェネレーターを温めてあげると炎が早く安定します。

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燃料レバーを「LIGHT」にまわすとガスが出て点火します。

火が付いたら様子を見ながら燃料レバーを全開にしましょう。

*先にライターの火を付けてから燃料レバーを開けるようにしましょう

筆者撮影

点火直後の炎は安定しません。これはジェネレーターが温まっていないことと、点火時に空気をたくさん使うため空気圧が弱くなり、燃料を上手く気化できないためです。

状況によっては20~30cm位の火柱が立つこともあるので、上から覗き込まないように気を付けましょう。

点火直後は再度20~30回程度ポンピングすると徐々に青火に変わっていきます。

炎が安定して全体が赤火から青火に変われば点火成功です。

火力調整

筆者撮影

火力調節は「燃料レバー」を使います。

「LOW」が弱火「HIGH」が強火で簡単に操作可能ですが、一点だけ注意したいことがあります。

それは、「HIGH」から「LOW」に直接動かしても弱火は安定しない場合が多いことです。

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弱火にしたい場合は燃料レバーを一度「OFF」の方に持っていき、そこから徐々に「HIGH」の方へ動かしていくと安定した弱火にすることができます。

消火方法

筆者撮影

消火の際は、燃料レバーの「OFF」と「LIGHT」を2~3回往復させてから「OFF」にセットします。

2~3回往復さることでジェネレーター内部の掃除ができるため詰まりにくくなります。

筆者撮影

燃料レバーを「OFF」にしてもすぐには消えません。ジェネレーター内部の燃料がなくなるまで(長い時で2~3分)かかりますが、しばらくすると完全に消えます。

以上が一連の流れになります。ガソリンバーナーを一度も扱ったことがない方は最初は戸惑うかもしれませんが、焦らずにゆっくり行えば大丈夫です。慣れてしまえばこのひと手間が楽しく感じると思います。

その他のおすすめオプションやバーナー

ここからは筆者おすすめのオプションパーツやバーナーをご紹介したいと思います。

バーナーに載せるだけで暖房器具に早変わり

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オプションでおすすめしたいのが、こちらの「遠赤ヒーターアタッチメント」です。

バーナーの上に載せるだけで暖房器具に早変わりする優れものです。

筆者撮影

ソロ用のテント内や足元を暖めるのに活躍してくれます。

筆者撮影

そのままシェラカップを乗せて飲み物を温める事もできます。

2レバーで火力調整可能なPeak1(ピークワン)もおすすめ

筆者撮影

ビンテージバーナーであるコールマンの『Peak1(ピークワン)』もおすすめです。

こちらはフェザーストーブの前機種にあたるので、見た目や扱い方がほぼ同じ。

筆者撮影

ファザーストーブとひとつだけ大きく違うところは、燃料レバーとは別に火力調整レバーがあるところです。

筆者撮影

現行のファザーストーブだとここまでの極とろ火は難しいですが、ピークワンは思いのまま簡単に火力調整することができます。

中にはフェザーストーブをカスタムして2レバー化する方もいるくらいなんです。

極とろ火を求める方が多い、というのも、ピークワンが今もなお大きな人気を誇る理由のひとつだと思います。

筆者撮影

ビンテージバーナーのPeak1(ピークワン)ですが、人気ギアなので今でもネットオークションやフリマアプリなどで入手することができますが、個人売買になってしまうため、良品を見極めることも必要になります。

失敗するのはちょっと...…という方は、ビンテージバーナーを取り扱っている信用できるお店で購入するのもひとつの手だと思います。

コールマンの定番『フェザーストーブ』はガソリンバーナーの良品 キャンプに取り入れて調理の幅を広げよう

ガソリンバーナーも慣れてしまえば簡単に扱うことができます。状況に応じてガソリンバーナーやガスバーナーを使い分けるのも、楽しみの幅が広がりますよね。

今回ご紹介したコールマンのフェザーストーブは、初心者の方でも扱いやすくおすすめ。人気の理由もおわかりいただけたと思います。

ぜひ次回のキャンプの仲間入りを検討してみてはいかがでしょうか。

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