ワクチン3.3万回分廃棄へ 倉敷市保管のモデルナ製

倉敷市役所

 倉敷市は、保管する米モデルナ製ワクチンのうち、27日に使用期限を迎える3万3855回分が廃棄の見通しであることを明らかにした。

 18日の市議会保健福祉委員会で委員の質問に答えた。

 市保健所によると、廃棄予定のワクチンは国から1~2月に配分された9万4500回分の一部。受け取った時点で期限が短かったことや、米ファイザー製の人気が高く需要に偏りがあること、若年層への接種が進んでいない状況も影響していると分析する。

 同委員会で市保健所の担当者は、4月に行った予約なしの3回目接種会場でモデルナ製1800人分を使用したと説明。「(廃棄の削減に)一定の効果があった」と述べた。

 市民の3回目接種率は17日現在51.3%。

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