吉備の環PT見聞録 真庭市落合、勝山、久世地区(16~18日)

 「吉備の環(わ)プロジェクトチーム(PT)」は16~18日、真庭市落合、勝山、久世地区を巡りました。現地から発信したツイッター投稿の一部を紹介します。

 PTは18~20日に岡山市北区御津、建部地区を訪問。引き続き高梁市川上、備中、新見市哲西地区(23~25日)と、鏡野町上斎原、富、津山市久米地区(6月5~7日)に赴く予定です。地域の魅力や課題に関する情報を電話(086―803―8091、平日)、メール(kibinowa@sanyonews.jp)でお寄せください。

ゆるくつながる

 「『ゆるくつながりましょう』を合言葉に、仲間といろいろやっていきたい」と話すのは、ゲストハウスなどの複合施設「UEDA VILLAGE」(田原山上)を運営する会社代表の芦田マスヨシさん(41)。ゴールデンウイークにオープンしたグランピング施設もその過程の一つ。関わる人の数だけ可能性が広がる“むらづくり”は始まったばかりです。

のれんの町支える

 のれんの町・勝山では、多い日は100軒の店舗や一般家庭に、販売する商品や屋号をモチーフにしたのれんが掛かります。そのほぼ100%を手掛けるのは「ひのき草木染織工房」。町並みの中にある山陽新聞の販売所はなぜか野菜のデザイン…実はかつて種や苗を販売するお店をされていたそうな。

こだわり無添加カレー

 無添加にこだわったカレー店「indigo blue」(勝山)は3月にオープン。甘い香りの地元産米「プリンセスサリー」は爽やかでピリ辛なルーと相性ばっちり。カフェやパン屋巡りが大好きな倉敷市出身の店主、藤本耕司さん(42)は現在、スイーツメニューの構想も練っているそうです。楽しみ。

仲間が集まる店

 割烹(かっぽう)旅館おかもと(久世)の大将岡本康治さん(52)は、学校給食を再現したメニューを旧遷喬尋常小学校(鍋屋)で提供する市民グループ・まにワッショイの代表も務めています。夜になると旅館に併設された居酒屋に市全域から仲間が続々と集まります。岡本さんの威勢の良い笑い声につられ、おしゃべりが弾みます。

山里を交流拠点に

 余野地区で山里を交流拠点にしようと活動する藤田亮太さん(38)は、空き家を改修したシェアハウスを4月にオープンしたばかり。「いろいろな人と関わりながら田舎の景観を守り、作っていきたい」。現在は雑木林の手入れに奔走中。目の前に広がる豊かな自然をどう活用し、人を集めるか。アイデアは尽きません。

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