UEFAチャンピオンズリーグ決勝で再戦するリヴァプールとレアル・マドリー。
ここではまだビッグイヤーを掲げたことがない両チームの主な選手を取り上げてみる。
南野拓実
2020年1月からリヴァプールでプレーする日本代表FW。
オーストリアでは6度のリーグ優勝を経験し、プレミアリーグでも加入1年目に優勝している。
レンタルバックした今季は10ゴールをマークしており、リーグカップとFAカップでも優勝。ただし、どちらも決勝戦ではプレーできず。
クロップ監督は南野をもっとプレーさせられないのは罪と話しているが、CL決勝ではどうなるか…。なお、リヴァプールが優勝した場合、日本人初のビッグイヤー獲得になる。
エデン・アザール
2019年からレアル・マドリーでプレーするベルギー代表。
チェルシーでは大エースとして圧倒的な活躍を見せたが、レアルでは怪我もあり、本領を発揮できず。100億円もの移籍金で加入したが、完全な控えに転落してしまった。
チェルシーではELを2度優勝しているが、まだビッグイヤーを獲得したことはない。
ルイス・ディアス
この冬にリヴァプールに加入したコロンビア代表FW。
ポルトでは中島翔哉では控えに追いやると、リヴァプールでも瞬く間にフィットしており、もはや主力だ。クロップ監督もファンダイクもその能力を絶賛している。
あのディルク・カイトが“肺”に嫉妬したほどの運動量を誇るほか、今季のリヴァプールで最速のスピードを叩き出してもいる。
ヴィニシウス・ジュニオール
2018年にレアルに加入したブラジルの至宝。
ネイマール級の才能を持つ逸材と期待されてきたが、21歳になった今季ついに大爆発した。
プレッシャーや感情をコントロールするためにメンタルコーチをつけたり、食事を管理するなどした結果、課題とされてきた得点力が一気に開花。今季全コンペティションで21ゴールを決めるなどチームの得点源になり、アザールを控えに追いやった。
同じブラジル代表のDFエデル・ミリタオン、FWロドリゴもまだビッグイヤーを獲得したことはない。
ディオゴ・ジョタ
2020年夏にリヴァプールに加入したポルトガル代表FW。
クロップ監督は彼がウルヴスでデビューした時から惚れ込んでいたという。
南野のライバルのひとりだが、南野は「彼はこのクラブにフィットしている。スタッツを見れば一目瞭然だし、それ以外でも彼がこのクラブで最も重要な選手のひとりであることを証明している。それは自分のモチベーションになる」と語っている。
そんなジョタはゲーマーとしても知られていて、リアルの試合のためにサッカーゲームFIFAの試合を“早退”したことも話題になった。
フェデリコ・バルベルデ
2016年にレアルに引き抜かれると、2018年にトップチーム入りしたウルグアイ代表MF。
まだ23歳の若さだが、すでにレアルで146試合に出場している。いまや古株の印象もあるため、まだビッグイヤーを獲得していないのは意外かもしれない。
ちなみに、アーセン・ヴェンゲル氏は神童時代から彼に惚れんでいて、2015年にはアーセナルの練習に招待したほど獲得を熱望していたとされている。
ロリス・カリウス
2016年にリヴァプールに加入したドイツ人GK。
若くしてマンチェスター・シティに引き抜かれた後、岡崎慎司らとプレーしたマインツで評価を高め、プレミアリーグに戻ってきた。
だが、2018年にレアルと激突したCL決勝で痛恨のミスを犯して戦犯に…。アリソンの加入もあり、一気に構想外へと転落した。
2019年にリヴァプールはCL優勝を果たしたが、レンタル放出されていたカリウスはメンバーに含まれていない。
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ローンバックした今季はベンチ入りすら一度もなく、契約満了になる6月末で退団する見込みだ。