オリオールズが3年ぶりのサヨナラ弾で意地 ヤンキース戦の連敗を止める

【ヤンキース6-9オリオールズ】@アンソニー・サンタンデール

オリオールズは9回表に同点に追いつかれたが、直後の攻撃で1・2塁に走者を置いてアンソニー・サンタンデールがバットを目一杯振り抜くと、打球はフェンスを越えて逆転サヨナラ3ランになった。チームのサヨナラホームランは2019年8月11日以来で、今年4月26日から始まったヤンキース戦の連敗を6でストップ。リーグトップの得点力を誇る相手に打ち勝ち、同じ地区で今季も最下位に沈むチームが意地を見せた。フェリックス・バティースタが今季1勝目(1敗)を記録し、ヤンキースはサヨナラ3ランを打たれたルーカス・リットキーに1敗目(1勝)がついている。

オリオールズは1回表にジャンカルロ・スタントンの2点タイムリーで先制されたが、2回裏にロビンソン・チリノスの2ランで同点にする。3回裏には勝ち越しながら、4回表にはスタントンに11号ソロアーチを被弾。一進一退で試合は進んだが、2点ビハインドで迎えた6回裏にタイラー・ネビンのタイムリーと犠牲フライで同点に追いつくと、ルーグネッド・オドーアがライト前に落ちるタイムリーを放ち、再び逆転に成功した。

オリ―オールズは9回表にクローザーのホルヘ・ロペスが2死を奪いながら同点とされ、なおも2死満塁のピンチで打席にスタントンを迎えたが、最後はバティースタがセンターフライに打ち取った。試合後の勝率はヤンキースの.737に対してオリオールズは.385と倍近い開きがあり、すでにゲーム差は13.5。殊勲の一撃を放ったサンタンデールに注目は集まるが、メジャー最高勝率球団にチーム一丸で勝利をもぎ取った。

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