2022年もホームセンターのキャンプ・アウトドア用品に新しいアイテムが続々と登場。今回は、ナフコとコーナンの最新キャンプ用品をご紹介していきます!
ホームセンターキャンプ用品の「プライベートブランド」に注目
こんにちは!アウトドア系YouTuberのFUKUです。
今回は、ホームセンタープライベートブランド(以下PB)キャンプ用品特集です。
ホームセンター業界が力を入れる熱い分野の一つになっているアウトドア。昨年からは自社ブランドで開発したキャンプ用品というのも目立ってきていて、もう2022年はホムセン PBキャンプギアの戦国時代になるのでは・・・!?
今回はホームセンター業界3位のコーナンと6位のナフコのオリジナルの新作キャンプアイテムをご紹介していきます!
【ナフコ】ブラックメスティン1.5号
まずはナフコのブラックメスティン1.5号網付き1,680円です。しかもフッ素加工。一体どんなメスティンなのか詳しくみていきます!
【ブラックメスティン】フッ素加工のブラックメスティンって?
[ 画像が省略されました ]
いやこれね安いと思いますよ。
この機能と付属品がついて見間違えたのかと思ったんですが、お店で隣に置いてある通常のアルミ製メスティンと、このブラックタイプ網付きフッ素加工メスティンがそんなに値段が変わらないんですよね。とにかくお得だなと思って買ってきました。
もう網もついてるから蒸し料理も行っちゃってってことですね。
裏は注意事項で「空焚きはしないで下さい。フッ素樹脂塗膜が破損しますよ」ということですが、フッ素加工されているとフライパンとしては使ってしまいますね。
油引いて何か焼くようにして、空焚きのままずっと火にかけていると良くないよということですね。焚き火やストーブの上も良くないと書いてあります。
コーティングしてあるため、それを保護するために気をつけないといけないことが普通のメスティンより少し多いんですね。
[ 画像が省略されました ]
フッ素加工の方が完全に上位互換だと思ってたけど、やっぱり何でもメリットとデメリットがあるんですね。
【ブラックメスティン】開封して中身を見てみましょう!
それでは開封していきます。
黒い!これはツルツルです。重さはメスティン本体が183g、付属網が51gとなっています。
底上げの網もついて全面フッ素加工で、1,500円くらいなら安いですよね。
網を使えば蒸し料理もできるし、空焚きしないように気をつけないといけませんが蓋は油をしいてフライパン代わりにもなるだろうし、もちろん本体でも焼き物もできそうですね。
気をつけないといけないところは
・食器にするときは傷つけないように気を使う
・空焚きはNG
・底上げの網があっても燻製は良くない(ずっと火をかけていないといけないため)
フッ素加工はいいことだらけのようなイメージもありますが、スタンダードなアルミのメスティンに比べて少し気を使う面もありますね。
しかし加工してあるためツルツルしていますし、蓋の締まり具合もツルッとしています。なんというか触り心地の良いメスティンです。
そしてこの黒さはカッコイイ。
なんとここで大ニュースです
このフッ素加工メスティンの蓋がトランギアメスティンにぴったり。
ダイソーの1.5号炊きメスティンには、はまりませんでしたが、トランギアと同じふたのサイズでした!
筆者、トランギアメスティンが蓋だけフッ素加工になりました。
【ブラックメスティン】実際に使用して料理を作ってみます!
このブラックメスティン使って今日のお昼ごはんを作ります。
ソーセージも入れてしまおうと思いますが、山歩き等にもって行くとだいたいラーメンを作ってソーセージも一緒に入れて煮込むみたいなパターンが多いと思いますが、ブラックメスティンがあれば、ラーメンを作った後蓋がフライパンになってソーセージがカリッと焼けるはずです。
このメスティン、メモリがお米炊く前提の米の量と水の量のラインしかないので、水はシェラカップ等で測って入れる必要がありますね。
では着火。
水はラーメンがあふれるので少なめに450mlでやっています。
ラーメンにはスープを入れて一旦置いておいて、蓋をフライパンにします。空焚きするとフッ素コーティングがダメになるので油をひいて、火をつけたら炒めていきましょう。
蓋がフライパンになるっていいですね。少し何か焼くぐらいなら弱火で大丈夫です。
それではいただきます。
使い終わって洗いましたが、やはりフッ素加工してあると汚れも落ちやすくていいですね。
コーティングを保つためにデリケートな制約もややあるものの、注意点を守って使えば、使いやすいメスティンだと思いました。
【ナフコ】ヒートエクスチェンジャー付きアルミ鍋・アルミケトル
ナフコのPBキャンプ用品、続いては内容が似てるので二つ一度にご紹介します。
ヒートエクスチェンジャー付きのアルミ鍋とアルミケトル。どちらも2,980円です。
【アルミ鍋・ケトル】ヒートエクスチェンジャーってどんなもの?
ホームセンターの PBブランドでヒートエクスチェンジャーを出すなんて予測もできませんでした。
これはかなり攻めてますよね。筆者は見たことある程度で買ったことはないのでいい機会になりました。
普通のケトルやクッカーと比べて、下部に変わった模様のパーツが付いてます。
これが通常の鍋やケトルと比べて湯沸かしが早くなる秘密です。
このヒートエクスチェンジャーの採用により燃料の使用を最低限に抑えることができた低燃費アルミケトルそして低燃費アルミ鍋です。
容量は鍋が1.5 Lケトルが1.1 Lです。
ちなみにファミリーサイズと思われるヒートエクスチェンジャー付きのもっと大きな鍋も売ってました。
箱に赤い文字で注意事項が書いてあるので見ておきましょう。
「屋内で使用した場合一酸化炭素中毒になる危険性があります。テント内などの屋内では絶対に使用しないで下さい。一酸化炭素中毒により死亡・障害を起こす恐れがあります。」
ということで、もちろんキャンプ用のガスバーナーは基本的には屋外専用のものがほとんどでこのヒートエクスチェンジャー有り無しに関わらず通常のタイプであっても一酸化炭素が発生するリスクがないわけではありません。
ただこの赤字で書いてあるということは、このヒートエクスチェンジャー付きだと一酸化炭素が発生しやすいという特徴があるようです。
反対側を見ると鍋の底の写真があるんですが、このヒダヒダが付いてますよね。
これがヒートエクスチェンジャーと言われる部分で熱効率を高めてくれる仕組みなんですが、結局このパーツに炎が当たることで不完全燃焼が発生しやすくなって一酸化炭素が出るリスクが高まるということなんですね。
そんな怖いクッカーどうしようと思われるかもしれませんが、キャンプシーンで焚き火台等を使っていたら一酸化炭素は普通に出まくりです。
実際筆者は、ツーポールシェルターを前後いっぱいまで扉を開け放ち、ほぼタープが折れ曲がっているだけの状態(風がスースーに通っている状態)でバーベキューグリルを中に入れたことがあります。
半分実験も兼ねて一酸化炭素チェッカーを吊るしておいたのですが、半屋外のような感じでもアラームが鳴りましたので、炭等を使ってバーべキューをする機会は多いと思いますが、あれは一酸化炭素出まくりです。
なので屋外で使用する分には他のたき火やグリルと比べて特別有害になるということはないと思いますが、テントの中で使うのはNGということですね。
[ 画像が省略されました ]
だからこそ、ナフコさんは結構攻めてますよね。
どちらかというとちょっとマニアックな仕組みのクッカーやケトルだと思いますが、仕組みが面白いので本当に早く沸いたらすごいワクワクするギアだと思います。
しかし、くれぐれも屋外専用ということだけは先に抑えておくようにしましょう。
【アルミ鍋・ケトル】実際に開封して中身を見てみます
モンベルのジェットボイルは登山用のギアでもっとスリムに小さくできていると思いますが、ヒートエクスチェンジャー機能がついているというところは共通していると思います。
ただジェットボイルは専用のガスバーナーからすべて一体化されていますが、こちらはクッカー単品なので何か手持ちのガスバーナー等で使用するといいと思いますし、小さい方だったんですけど1.5 Lっていうのは結構大容量ですね。
袋入りラーメンなどを作っても余裕がありそうです。
鍋底を見るとヒートエクスチェンジャーがくっついてる模様が浮き上がっています。
普通は底に炎が当たったあと、ある程度熱は外に逃げていきますが、この仕組みで効率的に鍋の中に伝えてくれるという事なんですね。
このヒートエクスチェンジャーは一体化されていますので外すことはできません。蓋もアルミ製でつまみと取っ手のところにはシリコンチューブがついてます。
ケトルもメッシュのケース付き。
やはり見た目のインパクトがありますね。
どちらも鍋の部分と上のケトルの部分は比較的シンプルなデザインに抑えられていると思います。
あとナフコの PB商品の良いところというのはロゴが入っていないところですかね。
この無地の方がすっきりしていいなと思う人もいるんじゃないかと思います。筆者もそっち派なので、この無地のシンプルな感じでいいんじゃないかなと思います。
ケトルも同じようにこの中を覗くとヒートエクスチェンジャー機構が備わっております。
下のパーツ以外はいたって普通のアルミケトルとアルミクッカーです。
重さを量っておきましょう。ケトルが236g 、クッカーが315.5g 。
この容量の割にはそこまで重くないなと思います。
あとは興味が湧くのは一体どのくらいの時間でお湯が沸くのかというところですよね。
ガスバーナーの方が使いやすいかなと思い、SOTOのST310を使用します。
炎が真ん中にあたるタイプの方がいいと思います。
炎が広がってしまうと熱効率がよくないと思うしヒートエクスチェンジャーの方向に直接炎が当たりやすくなってしまうので。
このSOTOのバーナーは五徳が大きめなのでこのクッカーやケトルたちと相性の良いサイズじゃないかなと思います。
【アルミ鍋・ケトル】本当に早く沸くのか?湯沸かしテストをしていきます
それでは実際に外で湯沸かしをしてみますので、ヒートエクスチェンジャー鍋・ケトル、普通のアルミ鍋・ケトルに水道水をそれぞれ500ml入れ、蓋をして加熱実験をしていきたいと思います。
このST310を火力強めにして炎は変えずにどのぐらいで沸くかというのをやってみたいと思います。
【普通のアルミ鍋】時々中身を確認しながら沸騰してきたタイミングで止めていきます。結果は3分43秒。
【普通のアルミケトル】直径が大きいのでもう少し効率的に炎が当たるかもしれません。結果は2分59秒。 ケトルの方が早いという結果になりました。
【ヒートエクスチェンジャー鍋】普通のケトルが結構速かったのでちょっと怪しい感じもしていましたが、結果は2分20秒でした。
【ヒートエクスチェンジャーケトル】1分が経過したところでグラグラし始めました。結果は驚異の1分54秒でした。
ナフコから発売になったヒートエクスチェンジャーシリーズはSOTOのガスバーナ強火であれば500ml の水道水がケトルは2分弱、鍋は2分少々で沸騰させられることが分かりました。
[ 画像が省略されました ]
くれぐれも屋外でね!
【ナフコ】オイルランタン
ホームセンターの PB キャンプ用品でついにオイルランタンが出ました。
【オイルランタン】素敵なブルーに惹かれて購入しました
ただそんなに安くはありません。
定価だと税込2,980円と書かれていたので、キャプテンスタッグとかVASTLAND等のアウトドアブランドのランタンよりも高くないかと思いました。
しかし、先程のフッ素加工メスティンは逆に安いのではないかと思える値段なので、あくまで筆者が感じた印象ですが、コストパフォーマンスという面では、そんなにだなと思いました。
ただ、やはりこの色が実物が展示してあって良かったんですよ。
他のブランドで見たことない感じだったので買ってまいりました。
なんていうか普通のブルーというよりも少しヴィンテージ風なブルーなんですね。
このタイプのランタンは基本的に型が同じものだと思うのでキャプテンスタッグでもVASTLANDでも特に変わりはないんですよね。
だとするとこの珍しいカラーリングとあえてブランドロゴが一切入ってないということをメリットと考えると、この色がいいなと思った人にはアリなんじゃないかなと思いました。
オイルランタンは色々なブランドから出ていて、税込1,000円ちょっとで買えてしまうような格安品もある中で、コスパ重視で選ぶのも1つだし、少しお金をだしてもフュアハンドやデイツあたりの老舗ブランドが最初から欲しいなって思えばそっちを買ったほうがいいでしょう。
他にもたくさんのブランドから出たことでいろんなカラーリングとかメッキ仕上げにもそれぞれ特徴があるので選ぶ楽しさも広がっていると思います。
なのでこのナフコさんのオイルランタン、他と比較して価格面で安いなという印象はなかったけれども、この独特なカラーリングとロゴなしというシンプルさが気に入ればアリだと思うんですよね。
[ 画像が省略されました ]
やっぱりいい色だなーって思います。他に気になるカラーでピンクもありました。ナフコの店舗がお近くにある人は是非覗いて見てもらえたらと思います。
【オイルランタン】オイルランタンの解説をしながら火入れしてみます
このタイプのランタンはハリケーンランタンと言って、風にも強く屋外でも明るく安定して燃えてくれる結構歴史のある仕組みのランタンで、タンクには灯油かパラフィンオイルを入れます。
[ 画像が省略されました ]
間違って燃料アルコールやホワイトガソリンなど入れると火だるまになって恐ろしいことになるのでそこは注意しないといけません。
あと各所にパッキンが付いていたりはしていますが、傾ければさすがに燃料は染み出して溢れてきてしまうと思うので基本的には立てておきます。
ここを時計回りに回しますと芯が伸びて、反対に回すと下がっていきますが、下げすぎると芯がタンク内に落ちてしまうので火が消える程度に下げれば大丈夫です。
レバーを下げるとガラスグローブが上に上がります。
あとは芯を少し出してライターなどで着火します。
グローブを下げて炎の大きさを落ち着いて調整すると。
このオイルランタンは最近は手軽に買えるようになりましたし、ガソリンを扱う器具等と比べると比較的扱いやすいと思います。
できればこのオイルランタンも挑戦してみると、キャンプがかなり楽しくなるアイテムだと思いますよ
最近はこのオイルランタンにかぶせるランタンシェードというのも流行ってるので、こういうものをつけるとまた雰囲気が変わりますよね。
レトロなブルーの本体にシルバーのシェードってなかなか合うんじゃないかなと思いますよ。
[ 画像が省略されました ]
ナフコのPBブランドランタン。いい色でした
【コーナン】コットンブランケット
続いてコーナンの商品です。コットンブランケット1,738円。
アウトドアシーンで羽織れるブランケットということでキャンプシーンに合う感じの柄になってるんですよね。
サイズは70×140cmということで、ペンドルトンや今年キャプテンスタッグでも発売された大判のタオルブランケットほどの大型ではありませんが、こういう感じのブランケット¥1,738円ならお得感はありますよね。
あけてみましょう。
southernport というのがコーナンのオリジナルアウトドアブランドだと思うんですけど、コットン製ということでいいですよね。
キャンプシーンで気軽に羽織れる大きさのタオルブランケットということですね。
パッケージではテーブルに敷いたりもしています。大きなタオルみたいなものですから普通に洗濯もできますし、アウトドア以外でも日常的に気軽に使いやすいものだと思います。
生地の厚みはバスタオルとしてみればしっかりしてる部類ですね。
ただ ペンドルトンやキャプテンスタッグと比べるとやはりチープ感は否めませんが、裏地もちゃんと模様になってるし端の加工もわざとこうしてるんですよね。
これなら確かに膝にかけたり羽織ったり椅子やテーブルに敷いてもいいかもしれないですね
[ 画像が省略されました ]
70×140cmなのでお値段考えたら1枚持っててもいいんじゃないかなって思います。
【コーナン】southernport キャンピングペール缶
southernport キャンピングペール缶税込1958円。
[ 画像が省略されました ]
でかい!これはキャプテンスタッグのブリキバケツと比べても少なくても2倍以上の容量があるのではないでしょうか。
このコーナンのキャンピングペール缶直径30cm高さ34cmとかなり大きいのでキャンプシーンに一つあると何かと便利にはなると思います。
細々したギアを入れて一気に持ち運ぶなら相当な量が入りそうですし、直径30cmあるので、しかも深いから足湯なども余裕でできると思います。
薪や炭を入れて持ち運んで、現地でそのまま使うという入れ物にもいいですよね。
中に雨さえ入り込まなければ外から濡れても水にも強いし、あと少々中が汚れても洗ってサッとキレイに戻せます。
35cmの薪をどんどん入れてみます。1束半くらい入れましたが、まだ余裕がある感じです。
袋に入ってる炭とかも入れて一気に持ってくこともできますね。
他にも洗い物や使い終わった焚き火台とか炭バサミとか、家に帰って洗えばいいなというものは全部入れても一気に持ち運べるサイズではあると思います。色はグリーンとブラックがあってキャンプサイトで多用途に使える大きなペール缶でした。
2022年のホームセンターのプライベートブランドはおしゃれ&機能的
いかがだったでしょうか
2022年のホムセン PBブランド。こうしてみると結構おしゃれになっていたり、本格的な機能を兼ね備えた用品が増えてきてますよね。
しかもホームセンターの作る用品は比較的アウトドアブランドのものより安い場合が多いので、手に入りやすいし本格的になっています。
とすればキャンプ用品を買いに行く時のおすすめできるひとつのジャンルになってきていると思いますね。
コーナンや他のホームセンターでもキャンプの専門店を出している場合もあるので、結構その辺も盛り上がっていると思います。
今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
▼今回ご紹介した商品のYoutube動画はこちら
▼こちらの記事もどうぞ