あす22日(日)~27日(金) 月と複数の惑星たちが共演 24日(火)は全国的に晴れて観察チャンス

5月22日(日)〜27日(金)午前3時30分ごろの東京の星空 出典=国立天文台HP

 国立天文台によると、日の出1時間ほど前(東京では日の出時刻は午前4時半前後のため、午前3時半前後)の南東の空には土星、東の低空には金星、そして土星と金星の間の金星寄りの位置には火星と木星が見えるという。

月が複数の惑星のそばを27日(金)にかけて通過

 国立天文台によると、あす22日(日)から27日(金)にかけての日の出前は、これらの惑星の近くを月が通りすぎていく様子を観察することができるそうだ。あす22日(日)には、下弦前の月が土星の近くに見え、月は徐々に欠けていきながら東へと移動する見込み。25日(水)には火星と木星の近くに見え、27日(金)にはさらに細くなった月が金星の近くに見える見通しだ。

広く観察チャンスがあるのは24日(火)

 予想天気分布や週間予報を見ると、あす22日(日)明け方は沖縄、西日本、東海や北海道の一部で晴れ間があり、月が土星近くを通過する様子を観察することができる見込み。東日本から東北にかけてはくもりや雨の所が多く、観察は難しそうだ。

 あさって23日(月)は沖縄から東海にかけては晴れそうだが、関東より北はくもりや雨に。24日(火)は広く晴れて、火星近くを月が通過する様子を観察できる所が多い見込みだ。25日(水)以降は雲が広がりやすく、特に26日(木)から27日(金)は湿った空気の影響で雨の降る所が多い見通し。
 全国的に晴れて、1番観察チャンスがありそうなのは24日(火)になりそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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