地域の魅力発信 リーフレット作り 富田小児童が学ぶ

手がけたリーフレットを見せ、制作時の工夫を紹介する講師ら

 地域の魅力を知って発信する力を児童に養ってもらおうと、新富町・富田小(蛯原博康校長、636人)は、地域について考える授業を行っている。17日には、本年度初の外部講師として町の広報業務経験者らを招き、6年生123人が今後予定するリーフレット作りのノウハウを学んだ。
 総合的な学習の一環で、同町で教育推進コーディネーターを務める中山隆さん(36)と同校が企画。児童は講話や座学を経て実際に取材活動を行い、発掘した町の魅力をリーフレットにまとめるという。
 同日、同町の地域商社「こゆ財団」職員と地域おこし協力隊が同校を訪れ、手がける広報誌やチラシを用いて制作時の工夫を紹介。5人一組に分かれた児童は、互いの意見をタブレット端末に書きとどめ、「文章のリズムが大事」「余白を使う」とした助言に熱心に耳を傾けていた。
 甲斐嵩晟(こうせい)君(11)は「具体的なコツを教えてもらい、リーフレットを作るのが楽しみ」と話した。

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