高規格道路「島原道路」のうち、長崎県が整備した諫早市内の長野インターチェンジ(IC)-栗面IC間2.7キロが21日、開通した。9月の西九州新幹線開業に向け、市中心部のアクセス改善が図られる。
午後4時の供用開始を前に、新設の長野ICであったセレモニーには大石賢吾知事や大久保潔重市長、本県選出の国会議員、関係者や地権者ら約200人が参加。創成館高吹奏楽部の演奏に合わせてテープカットし、万歳三唱で開通を祝った。参加者は乗用車や大型バスに分乗し、パトカーに先導されながら開通区間をパレード。通り初めを楽しんだ。
国と県が整備を進める島原道路は、諫早市中心部(長崎自動車道諫早ICに接続)と南島原市深江町を結ぶ約50キロの自動車専用道路。県によると、今回の供用開始で諫早IC-長野IC間約7キロがつながり、島原道路全体のうち約22キロが開通したことになる。長野IC-栗面IC間の事業費は約190億円。全線開通で所要時間は約90分から約40分に短縮され、救急搬送や産業、観光振興などでの効果が期待されている。
「島原道路 長野ー栗面」2.7キロ開通、供用開始 アクセス改善期待
- Published
- 2022/05/22 12:00 (JST)
- Updated
- 2022/05/24 12:56 (JST)
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