西日本は熱中症警戒レベル【厳重警戒】の所も 気温上がる午後は広く天気急変にも注意

 きょう22日(日)は沖縄本島から東日本にかけて、大陸から移動してきている高気圧に覆われて晴れている所が多くなっている。午前中から気温がぐんぐんと上がり、西日本では午前中から30℃近くまで気温が上がっている所がある。

西日本では熱中症「厳重警戒」の所も

 きょう最も高温が予想されているのは久留米(福岡)と日田(大分)の31℃で、今年1番の暑さとなりそうだ。熱中症警戒レベルをみると、九州では「厳重警戒」の所がある。そのほか、東海から西日本では「警戒」の所が多く、熱中症になるリスクが高まってきている。

 周囲と声を掛け合いながらこまめに水分補給をし、汗を多くかいた場合は適度な塩分補給も必要だ。屋外の場合は日陰などでこまめに休憩し、風通しのよい服装で過ごした方がいいだろう。まだ5月だからと暑さを我慢せず、室内では適切に冷房や扇風機も使用した方がよさそうだ。

熱中症だけでなく天気の急変にも注意

 日射の影響で気温が上がることに加えて、上空にはこの時季としては冷たい空気が流れ込む見通し。そのため、午後は西~北日本の広い範囲で大気の状態は不安定になりそうだ。今は晴れている所も、山沿いや内陸を中心に急な雨や雷雨にも注意が必要。
 夜遅くは、東京都心でもにわか雨の可能性がある。帰りが遅い場合は、念のため折りたたみ傘があるとよさそうだ。

あす以降も熱中症対策は必須

 あす23日(月)以降も25日(水)にかけて、西日本や東日本では晴れて、最高気温は25℃以上の夏日になる所が多くなりそうだ。30℃近くまで上がる所もあり、しばらくは熱中症対策が欠かせない日が続く見通し。運動会シーズンでもあるため、より一層体調に気を付けて過ごした方がいいだろう。

(気象予報士・鈴木悠)

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