30過ぎてもバリバリ働く5大リーグの「いぶし銀」5名

若年化が進み、若いタレントがビッグクラブで活躍するようになった現代サッカー界。

そこで今回は、今だからこそ注目したい中堅クラブのベテラン選手たちを見ていきたい。

ロレンツォ・デ・シルヴェストリ

所属:ボローニャ(イタリア)

デ・シルヴェストリはラツィオで育成され、10代でトップチームデビューを果たしたサイドバックである。

キャリアを通してビッグクラブに縁がないものの、これまでサンプドリアやトリノ、フィオレンティーナとセリエAの中堅クラブを渡り歩き、いずれにおいても信頼を勝ち取ってきた。

33歳となった今季もボローニャでここまでリーグ戦31試合に出場。見事にセリエA通算400試合出場の大台に乗せている。

ダニエル・カリジューリ

所属:アウクスブルク(ドイツ)

ブンデスリーガで長きに渡って活躍しているベテランサイドアタッカー、カリジューリ。

ドイツで生まれ育ったイタリア人であり、2015年にはイタリア代表入りにも近づいていたが、最終的には落選している。

元々はフライブルクでキャリアをスタートさせ、その後加入したヴォルフスブルクではDFBポカールのタイトル獲得に貢献した。

シャルケを経て昨季からはアウクスブルクへ移籍し、34歳となった今季も引き続き主力としてプレーしている。

ホセ・ルイス・モラレス

所属:レバンテ(スペイン)

レバンテでプレーする34歳、モラレス。ユース期は地元マドリードの小クラブの下部組織に所属し、若手時代も下部リーグでプレーする無名の存在であった。

プリメーラデビューは27歳時という遅咲きの選手である。近年はレバンテの得点源として活躍しており、これまでエースとしてクラブを1部残留へ導いてきた。

今季もここまでのリーグ戦で13ゴールをマークしているが、チームは開幕から勝利に恵まれず、残念ながら来季のセグンダへの降格が決まっている。

ディミトリ・パイェット

所属:マルセイユ(フランス)

リーグ・アンを代表するテクニシャン、パイェット。サンテティエンヌでブレイクし、その後リールやマルセイユで目覚ましい活躍を見せた。

2015年にはウェストハムへ移籍し、プレミアリーグでも早速活躍したものの、僅か1シーズン半で自ら古巣復帰を熱望し、退団。以降は愛着のあるマルセイユでプレーを続けている。

35歳となった今季はより攻撃的なポジションでの起用も増え、ゴール数が増加。リーグ戦ではここまで12ゴール10アシストをマークしている。

ジョアン・モウティーニョ

所属:ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(イングランド)

ウルヴスのベテランMF、モウティーニョ。スポルティングCP生え抜きの選手である。

その後はポルト、モナコでの活躍を経て2018年にウルヴスへ加入、31歳にして初のプレミアリーグ挑戦となった。

「ポルトガル化」してから初めてプレミアに挑んだクラブに経験をもたらし、主力として活躍。以降のシーズンもほとんどの公式戦に出場している。

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35歳となった今季もここまでリーグ戦33試合にスタメン出場。変わらず鉄人ぶりを発揮している。

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