中心市街地、久々活気づく 親子連れら1800人笑顔 いといがわマルシェ

 第12回「いといがわマルシェ」(同実行委員会主催)が22日、糸魚川市駅北地区のみいちゃん通り周辺で開かれた。晴天にも恵まれ、親子連れを中心に約1800人(主催者発表)が繰り出し、中心市街地が久々に活気づいた。

親子連れらでにぎわった「いといがわマルシェ」(22日午前11時30分ごろ、みいちゃん通り)

 同イベントは駅北大火後の復興イベントとして誕生し6年目を迎える。最近は年2回実施。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、中止・延期や形態変更が続いていた。
 今回は飲食、ハンドメードなどの計27店舗が出店。マスク着用、検温、手指消毒など基本的な感染防止対策を行った上で、ほぼ通常通りに実施した。会場飲食は三密を避けるため、駅北広場キターレに「ピクニック広場」を設置、シート持参でマルシェを楽しめる趣向を用意した。
 2家族8人で来場した同市の女性(41)は「こういった出掛ける機会がなかなかなかったので、楽しく過ごしている」と笑顔で話した。横井藍実行委員長(30)は「子どもたちの姿が多い。皆さん楽しみにしていただいたと感じる」と話し、来場に感謝した。
◇広域商店街でスタンプラリー
 同日はマルシェと連動し、糸魚川広域商店街」日本海口まわーる」感謝祭が行われた。主会場の駅北広場キターレには大勢が来場。商店街を巡りスタンプを五つ集める「スタンプラリー」には269人が参加。全員に参加賞、抽選で20人に豪華景品が贈られた。

盛り上がった「スタンプラリー」抽選会(同午後2時30分すぎ、駅北広場キターレ)

 小坂功会長(62)は「皆さん(イベントを)待っていたのか。お子さんが多くて驚いた。実施して良かった」と盛況を喜んだ。

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