参院選でNHK党・3氏が出馬表明 受信料制度の改革に賛同

左から飯田富和子氏、野田健一氏、橋本博幸氏

 夏の参院選神奈川選挙区にNHK党公認で立候補する3氏が23日、県庁で会見した。いずれも新人で、会社役員の飯田富和子氏(53)、会社員の野田健一氏(45)、契約社員の橋本博幸氏(39)。党が掲げるNHKの受信料改革に賛同した上で、選挙ではそれぞれの政策を主張するという。 

 飯田氏は奈良県出身。林業関連会社で役員を務めており、「日本の国土の7割は森林だが、放置されている。国内林業の活性化や森林整備に取り組みたい」と説明。水源地の保護や林業の従事者確保、IT化の推進にも意欲を示した。

 野田氏は兵庫県出身。1人目の子ども出産で1千万円、2人目に2千万円、3人目には3千万円の出産手当金の支給など、子育て施策の拡充を訴える。「国として高齢者ではなく、若者にお金を振り向けるべきだ」と力を込めた。

 橋本氏は東京都出身。発達障害の当事者とし、「障害者やマイノリティーの支援をしていきたい。一人で悩まず、助け合える環境をつくりたい」と強調。多様な学び方を選択できるよう教育制度の改革などを目指すとした。

 NHK党からの同選挙区への出馬表明は計4人となった。 

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