学校給食の食材費高騰 横浜市長「給食費上げるわけには」 何らかの補填を検討

山中竹春市長(資料写真)

 横浜市の山中竹春市長は24日の定例記者会見で、燃油高などに伴う食材価格の高騰が学校給食に影響した場合の対応について「給食費を上げるわけにはいかない」とし、増額分の負担を保護者に求めない考えを示した。

 山中市長は「全般的に材料費の高騰について影響を受けつつあるという報告は受けている」と説明。その上で「給食費を上げるわけにはいかない。その分の補塡(ほてん)は何らかの形で検討しなくてはいけないのではないか」と述べた。

 保護者に増額分を求めるかと見解を問われると、「そういったことは考えていない」と否定。補塡の方法については「補正予算や臨時交付金の活用も検討しながら進めていきたい。議会と相談し、できる限り早期に検討したい」と語った。

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