長崎空港に「ミニ花菖蒲園」 大村城南高生が設置 6月7日まで

大村城南高の生徒らが設置した「ミニ花菖蒲園」=大村市、長崎空港

 大村公園(長崎県大村市玖島1丁目)のハナショウブが見頃を迎えるのを前に、県立大村城南高(中小路尚也校長)の生徒らが24日、同市箕島町の長崎空港に「ミニ花菖蒲園」を設置した。6月7日まで。
 観光客誘致のため、市が同校と長崎空港ビルディングに協力を依頼した。造園技術などを学ぶ同校環境デザイン系列の3年生がデザインなどを担当。この日は17人が国内線到着ロビー付近で設置作業をした。
 生徒らは大村公園のシンボル的な存在である板敷櫓(いたじきやぐら)を描いたパネルや小石のほか、カエデなどの植物を使って庭園(横4メートル、縦3メートル)を表現。その中に紫や黄色のハナショウブ約30鉢を丁寧に並べた。
 井川流星さん(17)は「マツの周囲に大きな石を置いて山を表現し、飛び石の配置で奥行きを感じさせるなどこだわった。上出来だと思う」と話した。
 市観光振興課によると、24日現在の開花状況は「三分咲き」。週末には見頃を迎える見込みという。


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