レアル・マドリーとリヴァプールという対戦になった今季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝。
ここでは、いまだにビッグイヤーを獲得したことがない現役のスター選手たちをまとめてみる。
ケヴィン・デブライネ
マンチェスター・シティに所属する30歳のベルギー代表MF。
世界最高のミッドフィルダーに君臨し、プレミアリーグで4度優勝するなど国内タイトルは獲り尽くした。
地位も名声も手にしたが、いまだビッグイヤーだけには届かず。昨季は決勝戦で無念の負傷交代になり、今季は準決勝で信じられない敗退となった。
エデン・アザール
レアル・マドリーに所属する31歳のベルギー代表。
2012年にチェルシーに加入した際、チームがCLで優勝したばかりということもあり、「CLチャンピオンと契約する」と喜びのツイートをしていた。だが、結局ブルーズでは欧州制覇は成し遂げられず。
100億円もの移籍金で加入したレアルでは怪我に苦しみ、いまやベンチが定位置になってしまった。今季はわずか1ゴールに留まっているが、チームが勝利すれば、念願のビッグイヤー獲得となる。
キリアン・エムバペ
PSGに所属する23歳のフランス代表FW。
弱冠10代にしてW杯優勝を成し遂げたほか、フランス国内のタイトルは獲り尽くした。
ただ、PSGはCL優勝を果たしたことがなく、リオネル・メッシを獲得した今季も悲願達成ならず。
史上最多となる13度の欧州制覇を誇るレアル・マドリーへの移籍が濃厚とされていたが、PSGへの残留を決断した。
ロメル・ルカク
チェルシーに所属する28歳のベルギー代表FW。
10代の頃から怪物として知られてきたストライカーであり、キャリア通算の移籍金総額は3.255億ユーロ(448億円)にもなる。
今季は100億円を超える移籍金でチェルシーに復帰するも期待を裏切る結果に…。
クラブW杯では優勝したが、いまだにビッグイヤーを掲げたことはない。実はプレミアリーグでの優勝経験もまだない。
ポール・ポグバ
マンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了になる29歳のフランス代表MF。
W杯優勝は成し遂げたが、いまだにビッグイヤーを掲げたことはない。
2016年に当時の世界最高額で買い戻されたユナイテッドで獲得したタイトルは、リーグカップとELのみ。
本人は無冠への失望を口にしており、今季でユナイテッドを去る見込みだ。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
ミランに所属する40歳のスウェーデン代表FW。
今季はミランとともにチャンピオンズリーグの舞台に戻ってきたが、ビッグイヤーには届かず。
セリエA、リーガ、リーグアンでは優勝を果たしているものの、CLだけは縁がない。2015年の時点でCL100試合出場をしたなかで唯一優勝経験がない選手だった。
ラヒーム・スターリング
マンチェスター・シティに所属する27歳のイングランド代表FW。
2015年、CL出場権を失っていたリヴァプールからシティへ移籍した。リヴァプールでは無冠だったが、シティでは10もの主要タイトルを獲得。だが、いまだビッグイヤーには届かず。
2019年に古巣リヴァプールがCL制覇を成し遂げた際には「本当に嬉しい。みんな信じてくれないかもしれないけど本当さ」と語っている。
ハリー・ケイン
トッテナムに所属する28歳のイングランド代表FW。
現在、世界に5人しかいない1億ユーロ(137億円)を超える市場価値を持つ選手のひとり。
プレミアリーグでの通算得点数は歴代5位に到達するなど世界最高峰のストライカーとして君臨してきた。
ただ、2018-19シーズンのCLで準決勝に終わるなど、まだビッグタイトルを手にしたことはない。昨夏にはマンチェスター・シティへの移籍を志願したが実現せず。
アントワーヌ・グリーズマン
アトレティコ・マドリーに所属する31歳のフランス代表FW。
2018年W杯では優勝を成し遂げたが、ビッグイヤー獲得は果たせていない。
2015-16シーズンにはCL決勝に勝ち進むも、宿敵レアルに敗れて準優勝に終わっている。
エディンソン・カバーニ
マンチェスター・ユナイテッドに所属する35歳のウルグアイ代表FW。
PSGでは歴代最多スコアラーなり、フランスのタイトルは獲り尽くした。だが、欧州でのビッグタイトルには手が届いていない。一昨季はCL準優勝、昨季はEL準優勝とあと一歩届かず。
ユナイテッドとの契約は今季限りとなっており、無冠のままイングランドを去ることになる。
ジャンルイージ・ブッフォン
パルマに所属する44歳の元イタリア代表GK。
W杯優勝やスクデットなど数多のタイトルを手にしてきた世界的守護神だ。
CLでのクリーンシート数や試合出場数なども歴代トップクラスの記録を持っているが、ビッグイヤーのタイトルだけには手が届いていない。CL決勝戦での3度敗戦は最多タイ記録だそう。