熱中症、帽子で防止 足利・日本遮熱が新商品

日本遮熱が発売した「シャネボウ ウインディキャップ」。手に持っているのが「シャネボウ あぐりボウ」

 遮熱材製造販売の日本遮熱(足利市五十部(よべ)町、野口修平(のぐちしゅうへい)社長)は27日までに、熱中症対策商品として自社開発の遮熱材を使用した帽子「シャネボウ」2種類を発売した。同社によると、遠赤外線ヒーター照射による自社実験では、一般的な帽子よりも内部の温度が10度以上低かったという。

 ウオーキングなどのスポーツに適した「シャネボウ ウインディキャップ」(5500円)と、農作業用の「シャネボウ あぐりボウ」(4800円)の2種類。帽子全体に遮熱材「トップヒートバリアー」を使用し、太陽光による放射熱を80%、紫外線は98%遮るという。

 前頭部や首周りに設けた通気穴から帽子内の熱や湿気を外へ逃がすことで、快適さが持続する仕組み。男女兼用のフリーサイズ。色はウインディキャップが白と黒で、あぐりボウはオレンジと紺から選べる。

 同社の担当者は「体感すれば効果は明らか。遮熱材の良さを多くの方に知ってもらいたい」と話している。(問)同社0284.22.8740。

 

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