今秋めどに合併協議会 移行へ 支店単位で説明会 JAひすい総代会

 糸魚川市のJAひすい(吉原勝廣代表理事組合長)は28日、同市寺町4のビーチホールまがたまで第32回通常総代会を開いた。JAえちご上越(本店・上越市)との合併に向けて、今秋をめどにこれまでの研究会から協議会への移行を検討していく旨を報告した。

JAえちご上越との合併に向けて協議会への移行など説明、報告が行われたJAひすい通常総代会

 両JAは令和6年3月1日の合併を目指し、研究会を立ち上げて検討を進めてきた。3年が経過し、本年度中に本格的協議や具体的な検討に入る予定。
 出席した総代からは、合併構想の進ちょく状況と今後の進め方の確認や、組合員の理解が得られるよう丁寧な説明を求める意見が挙がった。吉原組合長は「合併構想の実現を目指すことが根底にある。合併効果が得られるか、適するか、協議会に移行した中で、より具体的に深掘りして判断していかなければならない」と答えた。7月下旬をめどに旧・現支店単位で説明会を実施していきたい考えを示した。
 JAひすいの令和3年度決算は事業総利益が約17億円。事業利益は約1億6000万円。税引前当期利益は約1億7000万円だった。同年度事業報告、本年度事業計画、中期総合計画(令和4年度~同6年度)、役員選任など全8議案が承認された。出席者は本人62人、書面360人合わせて422人。
 経営基盤の強化を図るため6月13日から、4支店(青海、能生、糸魚川、ひかり)、3相談プラザ(能生谷、姫川、早川)に店舗を再編する。

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