川崎・登戸殺傷3年「二人の思い受け止め祈りを」 カリタス学園で追悼ミサ

現場には事件を悼む人から花が手向けられた=28日午前8時ごろ、川崎市多摩区

 川崎市多摩区の路上で、私立カリタス小学校(同区)の児童ら20人が殺傷された事件から28日で3年を迎えた。同小を運営するカリタス学園で追悼ミサが行われ、犠牲者の冥福を祈った。

 講堂に祭壇が設けられ、在校生や卒業生、保護者ら計約250人が参列。亡くなった同小6年の女子児童=当時(11)=と、外務省職員の男性=同(39)=の家族の姿もあったという。

 ミサの後、同小の倭文覚(しとりさとる)教頭は「亡くなったお二人のことは今も忘れていない。お二人の思いを受け止めながら祈りをささげた」と語った。 

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