ベンゼマ、“最後のCL”ユニ!リヨン「2008-09サード」 ユニフォーム

時に意外な色が登場するサードユニフォーム。

フランスのリヨンが主にチャンピオンズリーグで使用した2008-09シーズンのサードキットは、発色の良い蛍光カラーがファンを驚かせた。

ここでは、リヨンの歴代ユニフォームでもやや異色な存在の一着をご紹介したい。

Olympique Lyonnais 2008-09 Umbro Third

08-09シーズンはジュニーニョ・ペルナンブカーノ、カリム・ベンゼマ、エデルソン、ミラレム・ピャニッチ、アントニ・レヴェイエールといった選手が在籍。このキットを使用したCLはベスト16入りを果たしている。

エンブレム側にレッドとブルーのストライプを走らせるスタイルはホームキットと同じ。

蛍光カラーは2000年代後半あたりから各メーカーで使われるケースが目立ち始める。歴代リヨンのユニフォームでも異色なこの色は、グリーンとイエローの中間的なも。日本語で端的に表現するなら「黄緑色」がしっくりくる。

CLはグループFでバイエルン・ミュンヘン、フィオレンティーナ、ステアウア・ブカレストと同組に。このグループを2位で抜けて決勝トーナメントへ駒を進めた。

だが、決勝トーナメント1回戦で対峙したバルセロナには2戦合計3-6で敗れ、欧州最高峰の舞台から姿を消す。リヨンの下部組織出身で、シーズン終了後にレアル・マドリーへ移籍したベンゼマにとっては、アウェイでのバルセロナ戦がリヨンでの最後のCLとなった。

蛍光イエローグリーンをベースに、チームカラーの2色を配した大胆なカラーリング。ボディ部分にはシャドーで斜めにピンストライプをあしらい、肩と袖口には左右で別々の色を使うなど、細部へのこだわりもUmbroらしいユニフォームだ。

異色ゆえにコレクタブルなこのサードキット。そのレアな長袖の新品デッドストックユニフォームが「Qoly × LFB Vintage」で入手可能となっている。

© 株式会社ファッションニュース通信社