パナソニック、EV充電インフラソリューション「Charge-ment」提供開始

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下:パナソニック)は、カーボンニュートラルに貢献するエネルギーソリューション事業の第1弾として、2022年10月より電気自動車(以下:EV)充電インフラソリューション「Charge-ment(チャージメント)」を展開している。企業や自治体などEVを複数台所有する事業所向けに提供を開始する。

2050年カーボンニュートラル宣言を受け、省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取組みが加速している。2030年には新築住宅の6割に太陽光発電設備を導入すること、2035年には乗用車の新車販売で100%電動自動車化することなどの目標が設定されており、環境に配慮した取組みがより求められるようになっている。

そうした背景のもと、パナソニックはこれまで培ってきたエネルギーの計測と制御の技術を核として、複数の領域においてカーボンニュートラルに貢献するエネルギーソリューションの展開を進めていくとしている。

EV充電インフラソリューション「Charge-ment(チャージメント)」は、主にEV充電器の複数台設置を計画する事業所などへ提供を予定。設置した複数台のEV充電器「ELSEEV」をパナソニックのサーバーへ接続し、EVの充電制御を実施するという。

パナソニックは、これまでに培ったエネルギーマネジメント技術を応用し、EV充電による電力使用のピークをコントロールすることで使用電力量を平準化。それにより電力の契約容量を抑え、電力コストの削減につなげるという。

また、これまでの数多くのEV充電設備納入実績を活かし、初めて充電器を導入検討するユーザーに対しても、導入相談から、システム設計・設置、導入後の運用管理、改善提案までワンストップでのきめ細かなサポートを実施していくという。運用においては、充電の状態・実績やCO2排出削減量の見える化により、管理業務の負担を軽減するとしている。

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