長崎県新上五島町若松郷の若松神社(近藤高信宮司)で、ヒメボタルの乱舞がピークを迎えている。参道の石段や社周辺を飛び回るホタルの淡い光が、暗闇に浮かび上がり、幻想的な光景を醸し出している。見頃は6月上旬まで。
近くに住む山野眞一さん(72)が10年以上前から、同神社でホタルを撮り続けている。県外から撮影に訪れる人も少なくなく、山野さんは「ほとんどヒメボタル。点滅しながら、ゆっくりと優雅に飛ぶ。今年は5月12日ごろから見かけ始めたが、昨年よりも少ないよう。午後8時10分から40分までの間が一番多く見ることができる」と話している。
町観光物産協会は「まだ知名度が低い、知る人ぞ知るスポット。住宅地なので騒音に注意してほしい。見学する時は足元をライトで照らして気を付けてほしいが、ホタルに向けないように」と呼びかけている。
ヒメボタル“優雅な舞” 新上五島・若松神社
- Published
- 2022/05/30 12:40 (JST)
- Updated
- 2022/06/01 08:36 (JST)
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