広島・平和公園に修学旅行 コロナ禍前の8割に回復 知事「感染は落ち着きつつある」

青空が広がった平和公園…。ここ数年、見ることのできなかった光景が戻っています。修学旅行生です。

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原爆資料館を修学旅行で訪れた人は、コロナ禍以前のおよそ8割の水準に回復していることがわかりました。

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新型コロナ流行前の2019年4月の修学旅行の入館者数は、1万2111人。ところが、新型コロナの流行が始まったおととし4月は臨時休館の影響でゼロに。去年4月も2336人に留まりました。

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一方、先月は1万22人で、コロナ流行前のおよそ8割に戻り、回復傾向を示しています。

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原爆資料館では、「まん延防止等重点措置が解除されて以降、修学旅行での訪問の機会が増えている。被爆の実相を見てもらい、核廃絶について考えてほしい」としています。

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広島県 湯崎英彦知事
「(新規感染者は)16日連続で前の週を下回っていて、ゴールデンウィークの影響も収まってきたのではないか」

湯崎知事は、医療機関の確保病床の使用率も「このまま推移すれば、来月中も50%は超えない見込みだ」と話しました。

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一方で、「手洗いや換気といった基本的な対策が重なり合って、感染予防の効果はより高まる」として、継続を呼びかけました。

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また、広島県が3月に実施した調査では、患者と濃厚接触した同居家族のうち、3回目のワクチン接種率が低い、若い世代で感染率が高かったということです。このため、湯崎知事は、あらためて若い世代に積極的な接種を呼びかけました。

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