高梁の国道313号 夜間通行止め 6月4日、陸閘点検と訓練のため

 岡山県は6月4日午後9時~5日午前0時、高梁市落合町近似の国道313号を全面通行止めにする。豪雨などの増水時に市街地に水が流入するのを防ぐ鉄製ゲート「陸閘(りっこう)」の点検と操作訓練を行うため。

 区間は陸閘の前後約40メートルで、自転車や歩行者も通行できない。県から委託を受けた業者が閉鎖の手順を確認し、ゲートに異常がないか確かめる。

 陸閘(高さ2.5メートル、長さ10.6メートル、厚さ0.6メートル)は国道と高梁川堤防の交差部に設置。豪雨などの際に閉鎖し、堤防の役割を果たすが、2018年の西日本豪雨の後の点検でレールにゆがみやさびがあり、動かないことが判明、県が修理し、年1回の点検と操作訓練を続けている。

 県備中県民局高梁地域管理課は、迂回(うかい)路として市道玉川落合線の利用を呼び掛けている。問い合わせは同課(0866―21―2854)。

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