横浜・上瀬谷テーマパーク開発 三菱地所が「次世代」「自然」の方向性を提案

上瀬谷通信施設跡地

 旧上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷、旭区)のテーマパーク開発を巡り、横浜市は地権者らで組織する「まちづくり協議会」と三菱地所(東京都)から提案された方向性を公表した。市は提案とは別に、事業者との対話を通じて課題や参画意向を聞き取る「サウンディング調査」を実施し、実現の可能性を探る。5月31日に開かれた市会第2回定例会の建築・都市整備・道路委員会で報告した。

 三菱地所から提案されたのは「次世代型テーマパーク」「自然を生かしたテーマパーク」の二つの方向性。資料によると、次世代型は動画やアニメ、ゲームなどの国内コンテンツと最先端の国内技術を活用し「人間の想像を拡張する感動・興奮体験」を提供する。自然を生かしたテーマパークは、自然のエネルギーを感じる体験や食・宿泊施設を通じ「生きることの実感と喜び」を生み出すとする。

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