立民・泉代表、藤沢駅前で演説「消費にお金が回る社会を」

参院選立候補予定者を応援するため街頭演説する立憲民主党の泉代表=1日、藤沢駅前

 立憲民主党の泉健太代表は1日夕、藤沢駅前で演説し、岸田政権の物価高対策を「(5月31日に成立した)補正予算では何もやっていない」と批判、食材費などの値上がりが進むことで消費が落ち込む恐れがあると指摘した。その上で「私たちは物価高と戦う。消費税引き下げと教育無償化を進め、消費にお金が回る社会を作りたい」と訴えた。

 泉氏は、物価高対策の必要性を巡る衆院予算委員会での論戦を挙げ、「岸田文雄首相は『国民の意見を聞いてから判断したい』と、ものすごい悠長なことを言っている」と指摘。岸田首相の看板政策である「新しい資本主義」について「悪夢のアベノミクスが引き継がれている」とし、金融政策の見直しを求めた。

 泉氏は夏の参院選神奈川選挙区から出馬する立民新人の応援のため登壇。藤沢市民会館で総決起集会も開かれ、約800人(主催者発表)が参加した。

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