赤信号で交差点進入か 路面電車と衝突 「ペダル付電動バイク」 運転するときこのルールを忘れずに!

きのう(1日)広島市で、ペダル付き電動バイクと路面電車が衝突した事故の続報です。

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事故があったのは広島市西区天満町の交差点です。

警察などによりますと、きのう(1日)午後6時半過ぎ、交差点を横断していたペダル付電動バイクと、広島港発・西広島駅行きの路面電車が衝突しました。

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この事故でペダル付電動バイクに乗っていた男性が電車の下敷きになるなどして重傷です。電車の乗客と乗員にけがはありませんでした。

「(自転車が走っていた)勢い自体は普通の自転車の速度と同じくらいだとは思う」(事故目撃者)

警察によりますと、ペダル付電動バイクは、モーターの出力などによっては、道路交通法上で「原動機付自転車」にあたり、ナンバープレートやヘルメットなどの装着義務があります。

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今回のペダル付電動バイクにナンバープレートはついておらず、男性はヘルメットもかぶっていなかったということです。警察は、男性がペダル付電動バイクに乗っていた際に違反がなかったかどうかも確認しています。

また、警察が電車のドライブレコーダーを調べたところ、電車側の信号は青だったということです。警察は、男性が赤信号で交差点に侵入した可能性が高いとみて、調べています。

解説

今回、路面電車と衝突した「ペダル付電動バイク」ですが、一般的には、このような乗り物なんですね。

「ペダル付き電動バイク」とは電動で走る機能をもった乗り物で、モーターの力だけでも人力だけでも走行できるというところに特徴があります。

バイクや自転車を販売する店に取材したところ、まだ広島県内の店舗ではあまり流通しておらず、ネットでの購入が主流のようです。

そして、ルールについてです。

今回の事故のものが、あてはまるかどうかはまだ確認されていないという前提ですが、「ペダル付電動バイク」は、モーターの出力によっては原付バイクに該当します。

その場合、原付バイクの運転免許をもっていないと公道での運転はできません。そして、▼ナンバープレートの装着、▼ヘルメットの着用他にも自賠責保険への加入などが必要であるということです。

自分の命、そしてほかの人の命を、何よりも大事に…。しっかりとルールを守るよう気をつけて、知り合いなど、お互いに声をかけあいましょう。

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