ブラジル代表、“首周り”に「違いを見せる」名作ユニフォーム7選

6日にキリンチャレンジカップで日本代表と対戦するブラジル代表。

ブラジルのユニフォームといえば鉄板のカナリア色で、良くも悪くも“いつも同じ”という印象を抱く人も少なくない。だが、首周りや襟は時代によって様々なデザインが登場し、なかには個性的なものも存在する。

ここでは、襟に注目して歴代キットから選んだのでご紹介したい。

2019(サード)

ブラジル 2019 Nike サード コパ・アメリカ優勝100周年記念

選手:フィリペ・コウチーニョ

2019年のコパ・アメリカに向けて投入したサードユニフォーム。ホワイトを基調にブルーの差し色がクラシックだが、これは1919年のコパ・アメリカ初優勝から100周年を記念したもの。ブルーの襟は初優勝当時のユニフォームに付いていたものだ。

2014(ホーム)

ブラジル 2014 Nike ホーム

選手:ネイマール

自国開催だった2014年ブラジルW杯で着用したユニフォーム。襟ぐりは変形Vネックとも言えるYネックが特徴だった。これは選手のボディをスキャンしたデータを元に快適性を重視して開発したもので、見た目重視の単なるYデザインではない。

2006(ホーム)

ブラジル 2006 Nike ホーム

選手:ロナウジーニョ

日本代表とも対戦した2006年ドイツW杯モデル。ユニフォームのデザイン自体はいつものブラジルだが、このキットではスタンドカラー(立ち襟)を採用。フロントで緩やかにカットした襟のラインがエレガントな一着だった。

2004(スペシャル)

ブラジル 2004 Nike FIFA100周年記念

選手:ロナウジーニョ、ロナウド

2004年5月21日にフランスと対戦した「FIFA創立100周年記念試合」で、“前半のみ”着用した特別ユニフォーム。編み上げの胸元がレトロなこのデザインは、CBF(ブラジルサッカー協会)の前身となるCBD(ブラジルスポーツ協会)が設立された1914年当時のユニフォームを再現したものだった。

1998(ホーム)

ブラジル 1998 Nike ホーム

選手:ロナウド

準優勝した1998年フランスW杯でのユニフォームで、首周りはブラジルの伝統的なラウンドネック(丸首)を採用。サプライヤーのNikeは1997年からブラジルを担当しているが、サッカーファンの間に「ブラジル代表=Nike」を印象付けたユニといえる。

1994(ホーム)

ブラジル 1994 Umbro ホーム

選手:ジョルジーニョ

PK戦の末にイタリアを破り優勝した1994年アメリカW杯モデル。ブラジルユニの襟といえばグリーン一色が多いが、当時のサプライヤーUmbroはそこにストライプを入れてモダンなデザインに仕上げた。重ね襟にはサッカー協会の略称“CBF”を配する。

1986(ホーム)

ブラジル 1986 Topper ホーム

選手:ジーコ

まさにブラジルの王道といえる大きな襟を付けたユニフォーム。昔のブラジルのユニといえば、このような襟付きか丸首のどちらか。一部を除き、いつの時代も必ず首周りはグリーンで彩るスタイルは不変の鉄板カラーリングとなっている。

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