きょう3日(金)も東日本や北日本を中心に不安定な天気が続き、きのうよりも雷雨のエリアが広がりそうだ。特に東日本や東北では天気が急変するおそれがあり、急な雷雨や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要となる。また、沖縄では非常に激しい雨や雷雨になる所があり、引き続き土砂災害などに警戒が必要となる。
◆東・北日本は天気急変に注意 東京も雷雨のおそれ
上空の寒気や湿った空気の影響で、東日本や北日本を中心に大気の不安定な状態が続く。西日本では広い範囲で晴れの天気が続くが、東日本や北日本では天気の急変に注意が必要だ。
関東や北陸、東北では午前中から発雷確率が高く、激しい雨や雷雨になる所がある見込み。きのうは関東の雷雨は北部が中心であったが、きょうは東京など南部でも急な雷雨や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要となる。
黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえたり、急に冷たい風が吹いたら、速やかに安全な建物に入るようにしてほしい。
◆関東以西は暑さ続く 真夏日も
日中の最高気温は北海道や東北北部では平年を下回るものの、その他はきょうも平年を上回る暑さが続く。特に関東から西では28℃前後まで上がり、30℃以上の真夏日になる所もありそうだ。こまめに水分補給をするなど、熱中症に注意が必要となる。
◆沖縄はさらなる大雨に警戒
梅雨前線はきょうも沖縄本島付近に停滞するため、沖縄ではさらなる大雨に警戒が必要だ。前線に向かって暖かく湿った空気が流入するため、引き続き大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。すでにこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所がある。土砂災害に警戒し、低地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)