雷雨エリア拡大 ひょうにも注意 

きのうは関東でまるで雪のような光景が見られました。その正体は季節外れの雪ではなく、ひょう。積雪と間違えるくらい、どっさりと積もった所もあったようです。
ひょうは発達した積乱雲から降ってくるものなので、激しい雷雨の時はセットで注意しなければなりません。大きいひょうだと時速100キロ以上のスピードで落ちてくるものもあり、農作物や建物に被害を与えます。きのうはゴルフボール大のひょうが降って、車がボコボコになってしまったり、窓ガラスが割れた小学校もありました。
きょうも東日本や北日本では雷雨やひょうをもたらす積乱雲が発生しやすい状況です。
きのう何もなかった所でも、きょうは天気が急変するおそれがあります。きのうよりも雷雨エリアが広がりますので、十分な注意が必要です。
黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえたり、急に冷たい風が吹いたら、速やかに安全な建物に入るようにしてください。

気象予報士・多胡 安那

画像について:3日の天気予報。

© 株式会社ウェザーマップ