涼やかな花園楽しみに…薄紫の花咲くホテイアオイ 加須の道の駅で園児らが「投げ込み」 花は6月中旬から

ホテイアオイを投げ込む園児たち=1日、埼玉県加須市佐波

 夏に薄紫色の花が咲く水草ホテイアオイの投げ込みが1日、埼玉県加須市佐波の道の駅童謡のふる里おおとねの休耕田で行われた。市立わらべ保育園(長沢尚子園長)の年長組32人がお手伝いした。園児の参加は3年ぶり。

 同道の駅を運営する米米倶楽部(島田和男社長)の主催で、ホテイアオイ花園管理組合と連携している。景観形成が目的で、1999年から始まり、活動は23年目になる。約8千平方メートルある面積のうち園児たちは一部の区画に投げ入れた。

 島田社長は「新型コロナウイルスの影響で園児の参加は2年間中止された。3年ぶりにできて、うれしい。ホテイアオイの定植は昨年よりやや多い。現在約10万株だが、夏場のピーク時には約200万株に増える」と話した。

 園児たちはホテイアオイの株を持ち、サポート役の大人たちと一緒に水深約30センチの休耕田に入り、決められた場所に投げ込んだ。

 坂田湊介君(5)は「水がむにゅむにゅしていて、気持ちよかった」。広瀬陽香さん(5)は「きれいなかわいいお花が咲いたら見にきたい」と話していた。

 花は6月中旬から9月ごろまで楽しむことができる。花の見頃(ピーク)は、例年4~5回訪れる。

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