2021年生まれ 長崎県9000人割れ 11年連続減少

 長崎県で2021年に生まれた赤ちゃんの数は、20年より320人少ない8862人(男4534、女4328)で、戦後初めて9千人を割り込んだ。11年連続の減少で、少子化に歯止めがかからない状態が続いている。
 女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は、47都道府県で5番目に高い1.60(概数)だが、20年の確定値から0.01ポイント減少した。
 県こども未来課は出生数減少の背景には非婚化や晩婚化があるとみており、「婚活や子育て支援に引き続き力を入れたい」としている。


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