KUZIRA、2ndフルアルバム『Pacific』を7月20日(水)にリリース決定!

昨年5月に1stフルアルバム『Superspin』をリリースし、シーンに旋風を巻き起こしたKUZIRAが、7月20日(水)に早くも2ndフルアルバム『Pacific』をリリースすることが決定した。 前作『Superspin』リリース後はコロナ渦という逆境のなか『Superspin Tour』と題したツアーをシリーズ化して開催し、長期に渡るツアーを大成功に収めた。 コロナ禍でのツアー、コロナ禍での音楽活動、コロナ禍での生活。様々な状況の中で彼らが今を生きる20代の人間として、考えて悩んで学んで答えを探す旅の中、現時点での到達点ともいえる作品として辿り着いたのが今回の2ndフルアルバム『Pacific』だ。 先人へのリスペクトと自分たちのオリジナルを併せ持ったメロディックパンクに乗せて彼らが今作で伝えようとしているのは、平和を平和として成し遂げるための決意、覚悟、そして野望。 それは決して大きな話だけでなく、身近な生活や生き方、在り方なども含め、平和に過ごす為に様々なことを取捨選択して生きていく術が、自分自身やリスナーと向き合いながら真摯に綴られている。 表題曲であるM2「Pacific」ではKUZIRAとして音楽、バンドを続けていくことに対する覚悟と決意が綴られているし、その手段ともいえる生き方や生き様が描かれたM4「Way of Life」やM9「New Style」はKUZIRA流“START TODAY”ともいえる。 そして、ギターのF問題をFワード混じりでユニークに歌うショートカットパンクナンバーであるM5「F Is For Fuck」のような遊び心を忘れないのがKUZIRAだ。アルバムにおけるこの曲の立ち位置は無くして欲しくないメロディックパンクマナーの大事な要素のひとつである。 しかし、彼らの音楽のポテンシャルの高さを垣間見えるようなトピックも今作には散りばめられている。 例えばM7「Remember me」でのアコースティックギターの導入の仕方であったり、壮大なコーラスワークといった新たなアプローチや、M12「How You Feel」でのSKAの新しい解釈には彼らの飽くなき音楽欲求を感じる。 さらにこの曲ではシャー:Dのドラムソロも炸裂しており、彼がKUZIRAに齎したものの大きさが物理的に提示されているのも面白い。 そして、今作の本質ともいえるのがM14「Get Along Just Fine」だ。意見の違い、価値観の違いを受け入れること、認め合うことが本当の自由や平和に繋がることを歌ったメッセージソングで今作は締め括られている。 戦争やコロナなど、2022年における我々の日常は決して大手を振って平和だとはいえるものではない。 そんな中で何を受け止め、何を選択し、どう生きていくか。 彼らがメロディックパンクを武器に訴えかけるもの、他者ではなく自分自身に向けて歌っていることが巡り巡って誰かの平和に繋がる。 “平和”を意味する『Pacific』と名付けられた今作で、さらに勢いが加速するKUZIRAをお見逃しなく。

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