紫のポンポン風に揺れ 森林公園でアリウム・ギガンチウムが見頃 小花集まり球状に 直径10センチ超

見頃を迎えたアリウム・ギガンチウムの花=3日、国営武蔵丘陵森林公園

 埼玉県滑川町と熊谷市にまたがる国営武蔵丘陵森林公園で、アリウム・ギガンチウムが見頃を迎え、“巨大ネギ坊主”の形をした紫色の花が、来場者を楽しませている。

 アリウム・ギガンチウムは中央アジア原産で、ネギ属の多年草。公園・庭園樹園の園路沿い約80メートルにわたって植えられた300本ほどが、5月下旬ごろ開花した。花茎の高さは80センチぐらいで、その先端に5ミリ程度の小さな花がボール状に集まって咲き、大きさは直径10センチ以上になる。坂戸市の山口久司さん(73)は「丸くてかわいいし、ボールから飛び出した花もあって面白い」とシャッターを切っていた。

 同公園企画グループ広報リーダーの高田雅代さん(44)によると、10日ごろまでがピーク。

 問い合わせは、公園管理センター(電話0493.57.2111)へ。

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