広島・北広島町 「壬生の花田植」が3年ぶりに開催

北広島町の伝統行事、「壬生の花田植」が3年ぶりに開催されました。

「壬生の花田植」は田んぼの神を迎え、豊作を祈る伝統行事です。飾り付けた牛が代掻きをしたあと、田楽団が太鼓などで囃す中、早乙女たちが田植え歌を歌って苗を植えます。

「壬生の花田植」は国の重要無形民俗文化財で、2011年にはユネスコの無形文化遺産に登録されています。

RCC

新型コロナの感染拡大で去年、おととしと中止になりましたが、今年は伝統を受け継ぐため無観客での開催を決めました。また、田楽団の囃子の曲数や飾り牛の頭数を減らすなど、時間を短縮する工夫を凝らしたということです。

(参加した人)
「無事に終わって安心した。ちょっとづつでも続けていかないといけない」

「来年は有観客で皆さんに見てもらう中でやりたい」

(壬生の花田植保存会 藤本隆幸理事長)
「来年はスケールの大きい花田植を皆さんに見ていただけるよう準備したい」

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