![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/906354599816527872/origin_1.jpg)
体操団体の優勝旗が、4年ぶりに2本そろって創成館に返ってきた。昨年「14」で連覇が途切れた男子は意地のV奪回。2年生チームの女子は昨年に続いて県の頂点を守った。男子の山崎監督は「選手たちの頑張りがすべて。よくやってくれた」、女子の開田監督は「自分たちの役割を果たして、チームになって戦ってくれた」とたたえた。
男子は昨年の県高総体以降、現3年生の黒田と、山崎監督の長男で2年生エースの成だけで活動してきた。そんな苦しい時期を乗り越え、春に太田、安永の1年生を迎えて臨んだ今大会。昨年の悔しさを知る2人は「もう負けたくない」、1年生2人も「やってやる」と果敢に挑み、決勝でここ一番の試合を展開した。
女子はメンバー3人が持ち味を発揮して快勝。個人も制した谷山は総合力、小川は瞬発力、寺井は表現力と、それぞれの長所を生かして戦い抜いた。谷山は「ミスが出てもみんなでカバーして助け合えた」、小川も「昨年は先輩たちが引っ張ってくれた。今度は自分たちの番だと思った」と決勝の4種目を振り返った。
4度目となる男女そろってのインターハイ。黒田は「今回みたいにいい雰囲気で試合をして、創成館が全国に帰ってきたとアピールしたい」、寺井は「来年につなげられるように、みんなで満足できる演技ができたらいい」と本番を心待ちにしていた。