“ラッキー昆虫”見つかった? 虫の日に平戸・たびら昆虫自然園で「むしまつり」

ボランティアガイド(右)の案内で草むらのバッタを観察する子どもたち=平戸市、たびら昆虫自然園

 6月4日は虫の日-。長崎県平戸市田平町のたびら昆虫自然園で同日、むしまつりがあり、訪れた家族連れらがさまざまな虫を探して園内を歩き回った。同園が“ラッキー昆虫”に設定したハラビロカマキリの幼虫を見つけた子どもたちにプレゼントが贈られた。
 開園30周年記念で同園が企画。いつもはボランティアガイドが来場者に同行しながら園内を解説。この日は、来場者が自由に園内を散策した。ガイドは、水生生物がいたり、畑の近くにいる虫が見られたりするなど三つのゾーンに待機。珍しい虫を見つけた子どもたちはガイドに駆け寄り、熱心に生態などを教わった。
 子どもたちはハラビロカマキリの幼虫を見つけると「やった」「小さいね」と歓声。スマートフォンなどで姿を撮影できた子どもたちには園の30周年記念ステッカーが贈られた。
 男児2人と来園した福岡県内の中学教諭(40)は「子どもたちが虫を見たいというので、ネットで検索してきた。ガイドの説明が丁寧で分かりやすかった」と話した。
 同園のガイドが、全国の昆虫愛好者とビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じ、ガやイモムシ(幼虫)について情報交換するイベントもあった。

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