カヤックで水上散歩を満喫 津山・佐良山小児童が皿川で体験

カヤックを楽しむ子どもたち

 津山市の佐良山学区青少年健全育成会などは5日、地区内の皿川でカヤックの体験イベントを開き、佐良山小3~6年生35人が水上散歩を満喫した。

 今秋開かれる栃木国体カヌー競技成年女子スラローム・カヤックシングルに出場する地元の柴田実千代さん(46)=同市=と、建部カヌークラブ(岡山市)のメンバーの計6人が大倭(おおやまと)橋(高尾)周辺で指導。児童たちはパドルの扱いを教わって挑戦した。

 「パドルの面で水をかく」「進みたい方向に目線を向けて」と柴田さんらにアドバイスを受けた児童たちは、最初はこわごわバランスを取っていたが、滑るように艇を進め始めると、岸辺で見守る保護者に手を振って応えていた。

 「こぐのが難しくてちょっと怖かった」と3年女子(8)。同男子(8)は「水の上は気持ち良かった」と喜んだ。津山東高生徒や地元製材業者らも水風船やゴム鉄砲などで遊べるブースを設けた。

 地元の川に親しむ機会をつくろうと2019年に初開催。新型コロナウイルス禍で3年ぶりに開いた。

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